第247話「ぎくしゃく」
俺は一人先頭を行く。
そして、気付く。
他のみんながついて来てはいるものの会話もなければ、距離感があり俺を介してのつながりだったのだと理解させられる。
コミュニティというものはどこの世界でも等しく生物がそこにいれば築かれていく。
規模が大きくなればなるほど形成される小規模な集団ごとの派閥ができる。
しかし、今はどうだろうか。
スペラとディアナが唯一の関係性を築いてはいるが、出会って間もないことと俺への関係性を鑑みても
この状況は悪い。
原因はほかでもない俺自身であり、ただ流れに沿って進むだけの物語に身を任せることなど出来ないひねくれた性格がより悪化に拍車をかける。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます