第48話・海市蜃楼とのこと
魔宮庵の廊下では、うじゃうじゃとドゥジズが這いずり回っている。
それらをまとめて倒すにしても、MP回復のポーションにも限度があった。
セイエイの基本攻撃である剣技のような体現スキルはSPが消費されるとのこと。
SPはMPに依存しており、同様の扱いらしい。
オレの体現スキルである、[忍び足]・[蜂の王]・[刹那の見切り]は、自然に発動されるようなので、それはSP消費にはならないそうだ。
「[刹那の見切り]がかならず避けれるってわけじゃないしなぁ」
オレはMP節約のため、通常でドゥジズたちを蹴散らしていく。
武器に魔法効果が発動されているため、火の属性が付加されている。
そのためか、倒すたびに炎が上がっていた。
「よっと」
セイエイも通常攻撃でドゥジズやドゥシュアを蹴散らしていく。
ふたりともHPが自動回復の装備をしているためか、その心配はしていなかった。
[[毒蜘蛛の糸]を手に入れました]
「シャミセン、いる?」
セイエイが[毒蜘蛛の糸]を手に持ってオレに聞いた。
どうやら所有数の限度を超えたようだ。
かならずというわけではないが、三匹に一匹の確率で出現していることがわかった。
オレは自分のアイテムボックスを確認すると、アイテム所有数限度の二十個に達していた。
「ごめん、オレも持てなくなってる」
もったいないが捨てるしかない。
セイエイはしぶしぶドロップアイテムをその場に捨てた。
さてほかの客室を見ると、オレとセイエイの部屋と大差なかった。
ただ部屋のふすまの上にある貫には部屋別に鳥の絵が書かれていた。
「この中から白鳥のやつを見つけるわけか」
「見てこようか?」
セイエイがそうたずねる。おそらく[韋駄天]でAGIを上昇させ、一階の部屋の貫を見て回ってくるということだろう。
「あまり無茶するなよ」
オレがそう言うや、セイエイはうなずくと同時に、その場から風のように消えていった。
それから一分後。
「ただいま」
「お帰り。どうだった」
「白鳥の絵がなかった」
「なかった?」
どういうことだろうか? あの御札には『白鳥の羽根を……』と書かれていたから、てっきり白鳥の絵が彫られた部屋にアイテムやヒントが有るんじゃないかと思ったのだが。…………
セイエイはひとつひとつの部屋をスクショで撮ってきてくれた。
オレとセイエイがいた【キジ】の他には、
【タカ】・【ハヤブサ】・【フクロウ】・【カラス】
【スズメ】・【ツバメ】・【ヒバリ】・【ツル】・【カモメ】
といった、計十室が宿屋の中に客間としてあるようだ。
「二階に上がれるような階段もなかった」
ということは宿屋は一階の平屋ということになる。
「その十室のどこかに名前を記せってことになるわけだけど」
「シャミセン、思ったんだけどこのゲームって中国の会社が作ったんだったよね?」
というか、あなたの家族が作ったと言ってもいいんですけどね。
「なにかわかったのか?」
セイエイはちいさくうなずいてみせる。
「えっと、【キジ】を中国語では『イェジ』っていう」
他には? と聞き返す。
【タカ】は『イン』。
【ハヤブサ】は『スウン』。
【フクロウ】は『マオタウイン』。
【カラス】は『ウヤ』。
【スズメ】は『マチュエ』。
【ツバメ】は『ヤンズ』。
【ヒバリ】は『ユンチュエ』。
【ツル】は『パイホ』。
【カモメ】は『ハイオウ』。
さすが父親側の血筋が中国人だからなのか、スラスラと答えてくれた。
「…………」
すべての部屋の意味を聞いて、オレは、あの御札に書かれていたのがどの部屋のことだったのかを、なんとなくわかったような気がしていた。
「なぁセイエイ。白鳥って、中国語だとなんて言うんだ?」
「【白鳥】は『ティアンオ』っていう」
たしか白鳥は英語で『スワン』だ。
だからこそ……あの部屋の事を言っていたのかもしれない。
それはどうやら、おそらくこの宿屋の部屋にひとつずつ鳥が掘られていたことに気付いたセイエイが先に気付いていただろう。
「シャミセン、それ最初から持ってた。だから部屋を探しても見つからない」
「……行ってみるか。道案内をお願いするよ」
オレがそうたずねると、セイエイはうなずいてみせた。
「[キュア]ッ!」
いちおう、用心のためにセイエイのHPを回復させる。
「本当にこの部屋で当たってるかな」
すこし不安だった。というか正解だとしたらありえない。
「たぶん当たってると思う。ここに出てくるモンスターからドロップできるアイテムの中に筆のアイテムはなかった」
部屋は一度調べるあげると、それ以上は入れない仕組みになっていた。
「自分たちがいた部屋も出たら二度と入れなかったからな」
オレとセイエイはとある部屋の前にいた。
ダメだったらそこまでで……、クエスト失敗を覚悟するしかない。
オレの手には[はやぶさの筆]が持たされている。
墨が無尽蔵に出てくる筆のアイテムだ。
『ハヤブサ』が掘られた部屋のふすまに、その[はやぶさの筆]を使って、自分とセイエイの名前を記した。
「これでいいのかな?」
一歩うしろへと下がった時だった。
「シャミセンッ! 見てっ!」
セイエイがふすまに指を差した。
ふすまに書かれたオレとセイエイの名前が、ゆっくりとバラバラになっていく。
ふすまの天部からゆっくりと八本足の大蜘蛛が、その一文字一文字に糸を吐いて捕まえるや、口の中に入れていた。
途端、ふすまがバンっと開き、オレとセイエイを吸い込み始めた。
「こ、こんな演出があるなんて聞いてないぞっ」
最悪にも手で掴まえられる場所がなかったため、オレとセイエイはそのまま部屋に飲み込まれていった。
ゆっくりと目を開けると、部屋には縦横無尽に蜘蛛の糸が張り巡らされていた。
「セイエイ、大丈夫か?」
オレの近くに倒れていたセイエイが、ムクッと起き上がるや頭を振るう。
「なんとか大丈夫。……閉じ込められたみたいだね」
周りを見渡すと、扉という扉がなかった。
「でも、あれはちょっと無理があるんじゃないか?」
オレは謎解きの答えにちょっと文句が言いたかった。
「
「完全にひっかけだったものね」
セイエイもこれにはなんともと言った苦笑を見せていた。
「後でフチンに答えの理由を聞いてみる」
「たのんだ。でもその前に……」
オレは錫杖を握りしめる。
モンスターとの間合いがグリーンからイエローに変わっている。
[バンシレイ]Lv30 属性・木・陰
「キシャァアアアアアアアアアアッ」
バンシレイは咆哮とともに、口から糸を吐き出した。
それをオレとセイエイは既のところで跳び避ける。
「[闇烏]」
セイエイは飛び上がるや、縦横無尽に剣を振るう。
「クゥギャァアアアアア?」
バンシレイのHPが一気に半分まで減った。
クリティカルが通じたのだろう。
「シィィイイイイイイイ」
「シャミセン、気をつけてっ! なにかしてくる」
セイエイの声が聞こえ、オレは周りを見渡す。
なにかが這ったような音が聞こえた。
そこには裸の女性が、地を這うようにしてオレに近付いていた。
モンスターの間合いを示す▼のアイコンがなくなっている。
「セイエイッ! もしかして倒したのか?」
「倒してないっ! わたしだって一撃で倒したとは思ってないから」
セイエイの声は聞こえるが、どこにいるのかわからない。
まるで部屋が霧で覆われているようになっており、周りがよく見えなかった。
裸の女性がオレの足を捕まえ、ゆっくりとオレに覆いかぶさっていく。
近くで見れば見るほど美人だった。
……次の瞬間、そんな気持ちは溝に捨てました。
美人の口が顔全体に裂けるほど大きく開いた。
口に沿って鋭い牙が生えている。
「……嘘だろ?」
その口がオレの左肩を喰らった。
HPが一気に10まで減る。
[玉兎の法衣]の恩恵で常にHPが回復しているが、
「[キュア]ッ!」
すぐに魔法で全回復。ついでにMP回復ポーションを使用。
「……っ?」
ただ、ダメージはそれ以上だったようだ。
う、動かねぇ……?
左腕に感覚がなくなっている。神経を食われた?
「シャミセンッ! くっ?」
セイエイが苦戦しているのが声として聞こえている。
「キィシャァアアアアッ!」
裸の女性はゆっくりと立ち上がり、着物を羽織っていく。
あぁ、なるほどね?
この宿屋のクエストがどうして『魔宮庵』なのかようやく納得した。
目の前の女性は、この宿屋の従業員だった。
従業員の背中には四本の、蜘蛛の足が生えていた。
自分のステータスを確認すると、[肩部損傷]の文字が赤く表示されていた。
さらには[毒]のバッドステータス。
それと同時にSTRが減少していた。
「くそぉっ!」
毒によるダメージは1ターンにつき1~3のランダムで喰らっている。
これは玉兎の法衣の恩恵の範囲内だから、とりあえず無視して大丈夫だろう。
利き手じゃないが、剣を振るうわけじゃない。
足も動く。モンスターとの間合いを取るのは不可能ではない。
「STRは合計で24。[肩部損傷]によるバッドステータスはその半分ってところか」
たしかに利き手ではない右手で錫杖を手に取ることは可能だ。
「……くっ!」
損傷ダメージはかなり厄介だった。
「シャミセンッ! ステータスばかりに気を取られないでっ!」
セイエイの声が聞こえ、オレは疑問に思う。
「どういうことだ? ステータスに気を取られるなって」
「このゲームの本当の怖さ……フチンから聞いてるよね?」
「このゲームの怖さ……」
オレはボースさんから聞いた言葉を思い出す。
このゲームは、人間がもつ四つの感情によって、数字では表せられないステータスが現れる。
精神が喜びを感じれば回復が早くなる。
怒りを覚えれば攻撃力が上がる反面、判断力が鈍る。
悲しみや恐れを感じれば力が衰え。
心が楽になればそれだけ周りが見えるようになる。
そうだ。こういう時こそ、冷静になれ。
オレはジッとその場で立ち尽くす。
「スー……ハー……スー……ハー……」
一回、二回……と深呼吸をし、心を落ち着かせていく。
そしてゆっくりと錫杖を掲げた。
「セイエイッ! 一気に決めるぞッ!」
オレは魔法の詠唱を始める。
それに勘付いたのだろう、バンシレイと思われる女性がオレの方へと顔を向けた。
「キィシャァアアアアアアアアアッ!」
突進とともに、糸を吐き出した。
糸は束となり、先端が鋭くなる。
「[三昧火]」
赤と青の炎をまとわせながら、セイエイがオレに向かってくる糸の刃を切り刻んでいく。
魔法発動のゲージは青から緑、緑から赤へと変わり切った。
「[チャージ]ッ! [ライトニング]ッ!」
オレは頭上高くにライトニングを放った。
「ちょ、ちょっとシャミセン? そこはフレアとかじゃないの?」
意外な魔法の選択に戸惑っているセイエイ。
いいんだよ……これで――――
放たれたライトニングは、無数の光の矢となってオレとセイエイの周りに降り注いだ。
「キィシャァアアアアアアアアアッ!」
そのひとつひとつにモンスターのダメージ反応。
合計で八つあった。
そのすべてにクリティカルの判定が加わり、ダメージは更に上乗せされていく。
「……っ?」
セイエイもこれにはおどろいたようだ。
バンシレイのHPが一気に0へとなり、周りにいた女性従業員が次々に光の粒子となって消えていった。
[【魔宮庵】クエストクリア]
[レアドロップアイテム[
[魔宮庵の客間にシャミセン、セイエイの部屋が登録できるようになりました]
インフォメーションが表示され、セイエイは呆気にとられていた。
「ク、クエスト……クリア?」
どうやらまだ納得がいっていないご様子。
「やっぱりな。セイエイが大ダメージを食らわした後、力を分散させて色々な場所に潜ませていたんだよ。それこそ蜘蛛の子を散らしたみたいにさ」
とはいえ、それに気付かなかったらヤバかった。
「でも、なんでそんなことが?」
わかったのかといった表情でセイエイがたずねる。
「あぁ、セイエイは何匹と戦っていた?」
「えっと、二人……あれ? でも三人?」
「オレは一人だったけどな。つまり……最初は一匹で、ダメージが一定のところまで食らわせると、分散して子蜘蛛になっていたってことだな」
そうだ。最初にこの『魔宮庵』に入った時から本当はクエストが始まっていたんだ。
女将のうしろには七人の女性従業員がいた。
女将がレベルの高いバンシレイだったとして、残りもそうだったのだろう。
大きなほうに気を取られ、さらには突然の襲撃に惑わされていくうち、プレイヤーは死んでしまう。
VRゲームでのプレイヤーの視界は、ぐるりと360度のフィールドを見渡すことはできても、『自分が見た景色』しか見ることはできない。
つまりはうしろに誰がいるのか、それに気付けるかどうかは最終的にPSしかないと思う。
だからこそ、冷静になって周りを見る。
これがVRゲームにおける最低限の攻略法なのかもしれない。
「ありがとうな。助けてくれて」
「シャミセンの運がすごいだけ。わたしはなにも言ってない」
セイエイは小さく笑みを浮かべる。
いや、今回は完全にセイエイのおかげだよ。
もしあの時、このゲームの仕組みを思い出していなかったら……。
たぶん、死んでただろうからな。
「それはそうと、なんかアイテムをドロップしてたな」
「[絡新婦の糸]だね」
セイエイはその[絡新婦の糸]を鑑定する。
[絡新婦の糸] 素材アイテム ランクR
蜘蛛の女王が体内で錬成した魔法が込められた糸。
布の繊維として使用することができる。
使用制限 現在100/100
なんとまぁ、これを使って服が作れるようです。
使用制限があるようだが、いまのところなんか作ろうかって気にはならない。
「どうする?」
「トドメを差したのはシャミセン。だからシャミセンが持っていて」
いやそのダメージの半分はセイエイが食らわせてるんですがね。
お言葉に甘えて、オレが持っておくことにしておこう。
「もうひとつ、魔宮庵にオレとセイエイの部屋ができたみたいだな」
あくまでできるようになっただけど。
「これで宿屋でお金を払わなくてすんだ」
あれ? どういうこと?
オレはてっきり、セイエイとサクラさんも、なにかしらギルドを持っていたと思ったのだが。
「ナツカはまだ人付き合いがいいからギルドマスターが務まる。でもわたしはそういうの苦手。だから知ってる人としかプレイできない」
ふくれっ面でセイエイが応えてくれた。そういえば、今の今までこの子がサクラさんやオレ以外のプレイヤーと一緒のところを見たことがない。
それまではビコウやケンレンたちとパーティーを組んでいただろうし、いちおうハウルとは知り合いだからパーティーを組んでいたといったところだろうな。
あの後、魔宮庵にもう一度入ってみると、
「いらっしゃいませ。シャミセンさま、セイエイさまですね。今夜は自室でご休憩になられますか? それとも部屋でログアウトされますか?」
と、最初と同じような、髪の長い女将と七人の女性従業員が笑顔で出迎えてくれた。
ただセリフが若干変わっていた。
「え……と、ちょっと休憩で」
「かしこまりました。それでは『ハヤブサ』の間にご案内」
オレとセイエイは呆気にとられながら、中居に『ハヤブサ』の間へと案内された。
「あはは。まぁそのクエストは星藍が考えたものだったからね」
『ハヤブサの間』に入ってしばらくのこと。セイエイがチャットでボースさんと会話をしていた。
そのボースさんはケラケラと笑っていらっしゃる。
「フチン、どういうこと? あの謎解き可笑しい。英語で白鳥はスワンなのはまだわかるけど、それがどうしてハヤブサになるの?」
「いや、このクエストをデバッグしていた時にも話題になっていたんだが、星藍のやつ『これに気付ける人いないわよ絶対』って言ってたんだよ。それでボスのレベルを30くらいにして、倒した時の恩恵に[絡新婦の糸]にしたんだ」
電話先のボースさんが腹を抱えているようだ。
「理由がわからないんですけど?」
「まぁあれだ。最初にこのアイディアを星藍からメッセージでもらったんだが、その時、フチンは寝ぼけていてな。スワンをスウンと見間違えたんだよ」
豪快に笑っているボースさんにたいして、オレとセイエイはなんとも言えない苦笑を浮かべていた。
ちなみに魔宮庵のクエストボスのドロップアイテムを[絡新婦の糸]にしたのは……『妖艶な美人女将っていいよね?』という、日本支部のスタッフによるアイディアに星藍が乗っかったということらしい。
「まぁ、あれだな。[はやぶさの筆]なんてそうそう手に入る物じゃない。いくらシャミセンさんのLUKが高くても、魔宮庵のクエストがクリアできるとは思わんが――」
「……そのクエストならさっきクリアしたんだけど?」
セイエイがそう言うや、ボースさんはなにも言わなくなった。
「あ、あの恋華ちゃん? いくらなんでもそれはちょっと無理があるんじゃないかな? [はやぶさの筆]のドロップ確率は五十匹たおして出るかどうかって設定にしてるんだけど?」
「それだったらシャミセンが所持してるアイテムを確認してみたらいい。フチンならそれができる」
そりゃぁボースさんは運営側ですから、プレイヤーのステータスを見ることくらいわけないやね。
「おい、ちょっと待てぇっ! 初期の段階で手に入れていたってどういうことだぁっ!」
ボースさんがなんか怒ってるんだか、おどろいてるんだか訳の分からない叫び声を上げていた。
「それよりもだ? シャミセンさんっ! なに人の娘つかまえて二人で利用できる部屋を手に入れちゃってるの?」
いや、それはそっちが設定したんじゃないですかね?
たぶんパーティーになっていたプレイヤーの名前が記されてるとかそういう設定に。
「くそぉ、シャミセンさんだけが利用できるように設定をし直す」
ちょっと待てっ! いくらなんでも職権乱用すぎる。
「フチン……」
セイエイが、あまり聞き慣れない低い声を発する。
「シャミセンがせっかく頑張ってクリアしたんだから、そんなことしたらダメ」
「…………はい」
娘の一言に従う父親に、オレは苦笑を浮かべるしかなかった。
というか、ボースさんって、もしかすると家では奥さんどころか娘にも尻に敷かれてそうだな。
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