第343話 吾輩はアラ探ししてないのに粗を見つける

吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。

「旦那、お目覚めですか?」

「結構直したけど……まだちっと違うんだよな……こうなんていうか」

「わかりますよ、えぇ。なんか歯切れ悪いっす」

「……」

「えっ?」

「ハッキリ言っていいことと悪いことって世の中あるんだと思うんだ……」

「……」(めんどくせぇ…こいつ)



吾輩は考える。

どうにもまだまだ引き出しが少ない。どうもなー、書くことの引き出しが少ない。


表現力ともいう。表現を知らなさすぎる。こういう場面で感情を伝えるにはって、考えてみるもののあの作品みたいにって、いうのが小説で出てこない。インプットが少ないんだろうな……。


そこで読もうとする。えぇ、しましたよ。

そしたらね、あれです。

盛大に画面が逃げるんです。


このスクロール……怒りすら覚えてきたぜ……。


読んでいた箇所を見失うほどのスクロール。まるで、野生動物が捕まえられるのを嫌がるような速度で視界から消えていく。おーい、何もしないよ……逃げないでー!!


これは……端末のせいなのだろうか??

意見を贈ってしまった。よう考えたら初めてだな。これ設定で選ばせてくださいって。



吾輩は考える。

西へ東へ。という言葉がある。


元に戻ってるだけかもしれない。



吾輩は考える。

里帰りするためにチャリンコに乗って100キロ進んだ人がいたらしい。


しかも、見事に逆方向へ……。帰りが大変だ……。

無事にお里に帰れたのだろうか?



吾輩は考える。

あらさがし。探してもいないのに見つかるアラはなんでしょうか?

それは駄文です。吾輩は知っている。



吾輩は考える。

なんかバレンタイン企画というものがあったようで……。


そうか、昨日はバレンタインか……。

吾輩はぼっちである。吾輩はぼっちである……。

これはフィクションエッセイです。



吾輩は考える。

漫画が長く続くものと見切られるものが多くなってきた。


どうも……個人的に……見切りが早すぎる感じがする。どうも移り変わりが早い。まぁ、過去作と見比べれば……見劣りするかもしれないが、これから面白くなるかもしれないのに。序盤の雰囲気で切られまくる作品たち。


今、書く人は大変かもしれない。

まぁ、ネットもあるから完全に打ち切りってケースも少なくなっているかもしれないけど。



吾輩は考える。

連載をこなしていき絵柄がガラッと変わった作品は?と聞かれたとき。

勇気をもって答えよう。『アゴなしゲンさん』です。

この人ほど変わった人はいないと思ってる。いい意味で。



吾輩は考える。

マラソン大会で263人中262人が失格となる。


1位確定!!


そういうこともあるかもしれない。コースの誘導を間違えたとかなんとか。大変な想いをしても道を間違えたら水泡に帰すかもしれない。



吾輩は考える。

人の夢と書いて儚い。

人の……。なんだ??思いつかん。



吾輩は考える。

どこかの社長が出入り業者の女性に対して話をしているうちにかわいいと思い……モミモミしちゃったようです。


これから警察でモミモミされることでしょう。恐ろしい事件や……。



吾輩は眠りにつく。


《つづく?》


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