第339話 吾輩の真摯対紳士の議論。

吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。

「旦那、お目覚めですか?」

「……あぁ、真面目ぶりすぎたかな……あまりキャラじゃないことをすると体に悪い……」

「……久々に頭使ってましたもんね」

「しっかりした方だったな。言い分は大いに理解できてきた」

「そうですね」


吾輩はウェブコンエッセイに真摯なコメントを頂く。

出来るだけ理解しようとした。相手方がどういう人なのかわからず、つかめない感じも多少あるが、コメントより分析を開始する。うん、いい人っぽい。よし。真面目に返そう。


内容としては、カテゴリーエラーの懸念と筆力というものに何かこだわりを感じた。あんまり、読者をガッカリさせるようなことをしちゃだめだよ!ということもあるのかもしれない。アカウントから作者なのか……読者なのかがつかめずにちょいと困惑はした。


おそらく、書いてる人な気もする。彼?が懸念していたのは、カテゴリーエラーを乱発するような輩がいると困るぞ!!ということが一番だったのかもしれない。言い方は全然丁寧で理知的である。


カテゴリーエラーの懸念については理解を深めた。彼の言う通りだ。但し、ジャンルを意図せず間違う者もいるので……吾輩のように。彼はもしかしたら、吾輩は頭がいいと勘違いしてるかもしれない。間違いです、そいつはバカです。そいつも、カテゴリーエラーをしでかしていたアホです。エッセイをファンタジーに置いた、愚か者です。


もう、1個の方は、違うと見解を示した。

既存の作品に収まるように書くのが一番近道ではないかということ。売れてから書きたいもの、筆力をしっかりつけてからのほうがいいということだった。これは吾輩的には違う。別に伝わりさえすればなんでもいいし、読者を楽しませられれば形などどんなものでも構わん。それに筆力をつけるというのも、曖昧な指標であるからして、どうすべきか……実際自分がやることを考えたときに不可能だった……。スカウターとかあればいいなー。なんだ文章力5のゴミか。と言われてみたい。


実際問題、筆力ってなんだろう?


既存のものと照らして合わせて……どうかとか、日本語としてどうかとか。そういうことなのかもしれない。ただ、みな始めは初心者だ。そんなルールも知らんし、文章力などどうしていいかもわからん。感性のままに書きなぐるだろう。それは独自性に満ち、独創性を全開にしたものだ。


それが、おもしろくないとは……吾輩には決められない。

すっげぇおもしろいかもしれないし、憧れるかもしれない。


それにうまいとか下手だか気にして、何もできなくなるのが一番イヤだッ!!

恥をかこうが、それでもやりたいことをやることはいいことだとも思う!!

悪いこと抜きでね♪


だから、そこは反対をしてみた。もしかしたら、吾輩の受け取り間違いかもしれないけど。こう思ったから、思いを書いてきた。


届くといいな。



吾輩は考える。

カクヨムメールに名前が……。エッセイで載った。


おかしいな……物書き……まぁエッセイも物を書いてるからいいのだけれど……。読まれたいものが読まれないこともアリマンジャロ。


そんな今日このごろ。


「旦那、最近そればっかですよ」

「なんか気に入った。そんなこのごろ」

「……」



吾輩は考える。

最近、勝てないと恥ずかしいとか、出来ないと恥ずかしいとかそういう概念をどっかに捨ててきたのかもしれない。


出来なくたっていいじゃんよ。勝てなくたって、挑戦してもいいじゃんよ。

やらないより、やったほうがいいじゃんよ。


やりたいと思った心に嘘をつくのがカッコいいなんて、どこにも書いてないだろう。教科書にも。


負けるとわかっていてもやりたいことは、やりたいんだよ。

そいつは正直者なんだと思う、とても真っすぐな。



吾輩は考える。

さて、読者選考の星の数をデータを集めてくれたエッセイがあったようで、累計の星も出してくれた。これで順位がわかりました。おそらくこのとおりに近いだろう。

まぁ、しばらくすれば星の数もかわる作品が多数だろうけど。


あとは……どこまで選考ラインなのか。

どこまでかな~。多分1割とかだと思うけども。

作品数はどの程度なんだろう??


もしかしたら、10万行ってない人もいるのかな……。



吾輩は考える。

ちょっと……読者選考のやり方を考えた方がいいのかもしれない。

そんなことを考える、今日このごろ。


これって……友達戦争になりつつあるような気もする。

まぁ、純粋な読専もいるのだろうけど。


意地を貫きとおすか、3回目は違う方針を打ち出すか。進む先は闇か――光か?


未来は誰にもわからない。



吾輩は眠りにつく。


《つづく?》

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る