第304話 吾輩トンネルの入り口に立つ

吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。

「旦那、お目覚めですか?」

「最近、スマホに力入れてるな」

「そうですね、結構変わりましたね」

「PC用のサイトに力を入れてたのに、流れが変わったな」



吾輩は考える。

カクヨムのスマホ画面がドンドン変わり始めた。

PCとの連動ではなく、まるで別の生き物のように何か変わっていく。


最近はスマホ対応に力を入れ始めたのかな?


読者ってどっちが多いのかわからないが、おそらくスマホな気もする。

人が増えることを願う。



吾輩は考える。

最近1話PV伸びの経験が多く、ちょいと読み返してみる。

あっ……?


なんとなく理由もわかる。どっちつかずというか、何か色々読みすぎて混ざり合い、特徴がバラバラな文章が出来上がってきている。中途半端にこなれ様とする文章。これは……やばいかもしれない。


一番長そうなトンネルに足を突っ込んでしまった。ここから出口までは長そうだ。



吾輩は考える。

踵を返す。という表現をよく見る。


どうやら、背を向けて移動する際によく使わるようだ。

きびすを返す。中々に難しい。きびすってなんだろう?


蛭子さんなら良く知ってるんだけどな。



吾輩は考える。

『誰にでもできる影から助ける魔王討伐』を最新話まで追いつく。


なんだか、正直、これが売れないとなるとどうすればいいのかわからんくらいの作品だった。昔は読めなかった。今はすごい読める。


テレッテーアインツの読者LVが2に上がった。


設定もさることながら、本当に細かい。どうやって、これを書いてるのだろう……入念にプロットを組んでいるに違いない。ファンタジーの世界観とかって結構すごい。場所もそうだし、モンスターとかもそうだし、武器とか魔法とか。本当に色々考えねばならんのだろう。それを崩壊させることなく更新してくってのは大変だろうな。


いつも最後にピークを持ってくる方式が好きな吾輩にはピッタリだった。なんとなく、理想形を見たような気もする。


あぁいう風に書きたいな。コメディあり、シリアスあり、バトルあり。段々、ハーレムになっていくのは気がかかりだが。



吾輩は考える。

1万部売れるのって稀有なんだと。


本屋に行く人は5万部とか10万部とか、宣伝されてるものだと20万部とか50万部とか。とんでもない数字がよく目についていた。


そこに行けるのは本当に稀有なんだと最近知る。砂場から砂金を見つけるぐらい至難だ。さて、今第一回の作品は何部ぐらい売れてるのだろう?


最近は電子書籍もあるので、正確な数字は出ないのかもしれない。



吾輩は考える。

世界でメディアの不信感が強いらしい。


まぁ、強いと言っても過去と比べての話だが。ネットが出てきてから難しくなったのだろう。そして、人々も賢くなった。一点悪いところは疑り深くもなっていってる。


悪いことする輩があとを絶たないのも原因だろう。


家の防犯は強化されていき、監視カメラとかまで仕掛ける家も増え、鍵は2重でオートロック。そのうち、要塞と化す自宅。


宅配ボックスは……ちょっと欲しい。いつでも荷物が受け取れるというのは最高である。



吾輩は考える。

イカって……心臓が3コあるらしい。

まじか……。最強やん……。


人間もストックがある部位たくさんある。目とか耳とか。

その中でも腎臓は謎である。


まぁ、多いに越したことはない。ただ、盲腸はいらん。



吾輩は眠りにつく。


《つづく?》

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る