第124話 吾輩はちっぽけである

吾輩は目を覚ました。こうもりが話しかけてくる。

「旦那、お目覚めですか?」

「・・・ちょいと・・・おセンチです」

「・・・めずらし・・・くもないですね」

「その通りかも・・・まぁ、おセンチタイム突入です」


吾輩はちっぽけである。

とても、小さい存在である。

とても、空っぽなのかもしれない。

そして、ちょっと浅ましいのかも・・・。

自分を卑下することもある。

卑しい存在なのかもしれない。

とても、うすっぺらいものかもしれない。

とても、胸を張れることは・・・何もない・・・。

とても、世界にとってちっぽけである。

ちっぽけ。


たまに息苦しくもある。自分の小ささというものにつぶされそうになる。

小さいという事実に多分潰されるのだろう。

それが巨大なプレッシャーである。

期待なのだろうか。希望なのだろうか。憧れなのだろうか。

そういうものが巨大でつぶされる。

理想に現実が潰される。


偉人たちの言葉は、時として勇気をくれる。

ただ、ひねくれたことを言ってしまえば、それは成功したものたちの言葉だから。

結果ありきの言葉である。

凡人が何を言おうとそれは迷言として扱われる。

同じ人間として差はないのだけれど・・・。

結果が物語る。


成果主義。

成った果て。それが・・・。

それが・・・。

何のだろう?ひねくれている・・・。こういうことを考える時点でひねくれている。

ちっぽけである。矮小である。


台風のせいだろうか・・・。こんなことを考えるのは。


結果を求めてばかりでは、自滅する。

頭でわかっていても、心がうまくついてこない・・・。

壊れているのどちらなのか・・・。

壊してしまったのだろうか・・・。


何かを得るには何を・・・・。



何も捨てずに生きていく。それが正解だ・

ただ・・・。


答えを迫られたときにはっきり言えるのだろうか?

そういう、強さを持たなければならない。


描いたラストへ向かえる。

そういう強さ。


それはきっと・・・信念というものであろう。


いつか、身に着けることができるのだろうか・・・。

信念ってやつを。


吾輩は眠りにつく。


≪つづく?≫

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