ぼ~だン。

 いつものバス停にて――


「あのウシさんのチョ~ジンがつけているサポ~タ~をキンゾクブヒンめ〜か〜がショ~ヒンカっ!?」

 イブキがなぜかテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「ファンのあいだではナガネンこのサポ~タ~は3キロあるってセッテ~だけで『カチコチにかたい』ハと『いやいやイガイとやわらかいかも?』ハにわかれていた。ゲンサクシャはかんけつに『テツです』とコメントをするのみだった。そこへ――キンゾクめ〜か〜がホンキでセ〜サクしたかぁ〜……」

 ステンレス鋼の腕輪画像を見ながら、そんな事を言っている隣では、


「豊胸用のインプラントで銃弾を防ぎ命拾い? へぇ〜……そんな事できんのね〜」

 月夜がそんな記事を読んでいた。


「でも、こっちにテストしたけっかあんまりボ〜ダンこ〜かないってかいてあるよぉ〜」

 イブキが関連項目のとこを指して、


「22コ〜ケ〜だんもとめられないって」


「じゃ、なんで助かった人がいるのかしらね?」


「それはきっとムネにコインもいれてたからだよっ!」

 思い出コインの防弾効果を信じて疑わないイブキがそう言う。


「コインがストッパ〜になってショ〜ゲキはインプラントがキュ〜シュ〜でムキズ。ジュ〜ブンかんがえられるコトだよっ!」

 ドヤ顔で自分の考えを披露する。


「ふ〜ん……。じゃ、アンタが豊胸しても防弾効果ないのね〜」


「ダイジョブ! イブキさんはセ〜チョ〜してジマエでソ〜ビできるからっ!」

 こちらもそうなると信じて疑わないイブキだった。

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