ぼ~きゃク。

 いつものバス停にて――


「お~!」

 イブキがゲ~ム系ニュ~スを見ながら、そんな声を上げた。


「セガがアストロシティのミニだすんだぁ~……ネオジオミニをトレ~スしたよ~なキョ~タイがたでぜん36タイトル――ハッピョ~されてるモノではエイリアンシンドロ~ム、スト~ム、ゴルアックス、デスアダ、コラムスⅡにダ~クエッジ、タントア~ル、ジュ~オ~キ、バ~チャファイタ~、ファンタジ~ゾ~ン!」


「おぉ! ファンタジ~ゾ~ンあんだっ! これがやりたかったからPCエンジンミニかったのに……あのカワイイきたいがうりのシュ~ティング。シュ~テキングかいではツインビ~とニダイキョト~のカワイさだよねぇ~」


「とりあえずハッピョ~されてんのはこんだけ、あと26なにがくるかなぁ~? バ~チャロンきたらあついんだけど……ツインスティックがたじゃないからムリかなぁ~?」

 イブキがそんな事を言っている隣では、


「水族館が休館していたためのチンアナゴが人間を忘れる事態にっ⁉︎」

 月夜がそんな記事を読んでいた。


「通常なら人で賑わいそれがチンアナゴ達にとっては普通の状態だったものが三ヶ月の休館になり飼育スタッフが近づいただけで隠れてしまう事態にっ!」


「そ〜なのね〜。じゃ、ウチが行っても全く何にもいなくてもそれは人間を忘れてたダケなのねっ‼︎」


「……キュ〜カンするまえからそ〜だったけどねぇ〜」

 そう洩らすイブキの声を無視する月夜だった。

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