ざいたくじゅけン。

 いつものバス停にて――


「おだいばのムジンジド~ウンコ~のせつびメンテナンスにつかわれていたPC-9801がゲンエキをインタイ――PCキュ~ハチマルイチっ!?」

 イブキがテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「キュ~ハチって……エドじだいにウィンド~ズができて、そのまえだよね?」

 家康がWindowsEdoを操って天海僧正と健康談義のメ~ルをやりとりしている様をイメ~ジしながら、


「もっとまえかぁ~……」

 原始時代→江戸→現代と思っているイブキの隣では、


「ザイタクじゅけんのフセ〜こ〜いをカンシするAIかぁ〜……」

 イブキがテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「AIがジュケンシャをかくにんしてエ〜ゾーキをかんし、メのうごきなどでカンニングふせぐ……メのうごきとかでわかんのかぁ〜……」


「テスト中の映像を見られるのもイヤよね〜」


「そう?」


「ほら、問題に詰まる結構変な行動してない? 頭カリカリとか無意味にペン回したりとか」


「う〜みゅ……するかなぁ〜?」

 テストのときを思い出しながら首をひねるイブキ。


「それよりもど〜やったらAIあざむいてカンニングできるかがジュ〜ヨーキだよね」


「そんな事考えてないで実力つけなさい」

 至極真っ当な返しをする月夜だった。

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