ざ・しんグ。
いつものバス停にて――
「パッツンパッツンに詰まった一キロ弁当っ!」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「大盛り豚スキヤキ弁当やウナギを丸々一匹使ったうな重弁当などが人気、しかも弁当屋なのに二四時間営業! うな重は二五〇〇円っ! 贅沢弁当ね。スキヤキは一〇〇〇円。かと思えば二〇〇円弁当などもある。すごいわね幅広い客層を網羅! 学校の向かえにあったら朝と昼と夕方にメチャクチャ忙しくなりそうねお店ね」
月夜がそんなちょっと変わった弁当屋の記事を読んでいる隣では、
「なんきょくでハッケンされたナゾのカセキのショ〜タイはタマゴのカセキだったっ⁉︎」
イブキがなぜかテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「こんなんエ○ァじゃん!」
人気ロボットアニメをイメ〜ジしながら、
「ザ・シング――ぶったいとコショ〜されたこのシロモノ。おおきさはアメフトのボ〜ルほどで10ネンまえにはっけんされていらいナゾのブッタイだった。なんだとおもわれてたんだろぉ〜?」
「それがこのほどショ〜タイがハンメ〜した。6800マンネンまえにゼツメツしたオ〜ガタかいよ〜ホニュ〜ルイかキョ〜リュ〜のタマゴだとゆ〜」
「キョ〜リュ〜のタマゴかぁ〜……」
イブキが恋する乙女のような瞳でティラノサウルスを思い浮かべる。
「どんな味がするのかしらね〜」
月夜の一言で串刺しで焚き火に炙られるティラノサウルスに代わるのだった。
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