と~きょ~のしカ。

 いつものバス停にて――


「プレ5は2から4すべてのソフトにタイオ~っ!?」

 イブキがテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「ホントかなぁ~? ホントだったらカミハ~ドだよねぇ~。ハンバイしたら2から4のすべてのカミソフト~がイキをふきかえすんだモンっ! とくに2はブヒンサポ~トしゅ~りょ~してるし、2のゴカンがあるだけでヒョ~カできるよっ! さらにぜんぶでリモ~トプレイできなら……」

 瞳を輝かせながら、そんな事をいうイブキ。


「ただソ~スがトルコのおみせなんだよねぇ~。シンピョ~セ~はかなりひくいかも?」

 イブキがそんな事を言っている隣では、


「先日、突如として東京の足立区荒川にあらわれた野生のシカ――そ~いえば、自粛期間で人がへって

でてきたって話題になってたわね~」


「見物人二〇〇人が見守る中、職員や警官三〇人で捕獲されたシカは雄で一、五メ~トル。現在は区の一時施設でおとなしくしている……へぇ~……ど~するのかしら?」


「さわれるのかな? はっ! のっていいとかっ!?」

 イブキが鹿にまたがる様をイメ~ジしながら、


「アンタ鹿苦手じゃないの? 野生動物だし乗るのは無理じゃない。解放もされてないみたいだから触る事もできないと思う」


「そっか~……」


「車で山とかに運んで帰すのかしら?」


「飼いたいって声が一〇〇軒以上きている……」


「かっていいのっ!?」


「法律上できなって書いてあるわよ。害獣指定されてるから野生に帰す事もできない……」


「ど~なっちゃうんだろぉ~?」


「殺処分になっちゃうのかしらね?」


「イイヤツだったのになぁ~……」

 青空に鹿の姿を浮かべそう洩らすイブキだった。

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