こア。

 いつものバス停にて――


「五月二九日の肉の日から牛豚鶏全てはいったオ~ルスタ~丼を販売っ!?」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「バ~キンなんて言ってる場合じゃなかったわ」

 昨日の数段ダウンする。


「でも、まだやってるしオ~ルスタ~丼かぁ~……」

 完全に肉食捕食動物の目になってそう洩らす。


「いつも通りならおいし~わよね。でも、そろそろ新しい要素も炙りマグロとかもいれて、もう一種追加とかしてもらいたいわね~」

 丼の画像を見ながら、さらなる魔改造――進化をイメ~ジしている月夜の隣では、


「オ〜シュ〜のウチュ〜きかんがチキュ〜をとりまくチジキがよわまっているとハッピョ〜」

 イブキがテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「お〜! なんかそんなエ〜ガあったよねぇ〜‼︎ くるかジンルイめつぼ〜」

 イブキがワクワクしながら、そんな事をいう。


「なんで人類滅ぶの?」


「んとね〜……チジキがウチュ〜からのホ〜シャせんをふせいでるからそれがなくなったらヒトはいきられないんだよ」


「へぇ〜……」


「このチジキをハッセ〜させてるのはチキュ〜ないぶにあるとけたテツがタイリュ〜――ちかでうごきまくってるからなんだよ」


「なんか詳しいわね」


「ザコアってエ〜ガでやってたからねぇ〜」


「ふ〜ん……」


「チジキがきえたらちかにもぐってセ〜カツするしかないよねぇ〜。そしたらイブキさんたちチテ〜ジンだよ、チテ〜ジンっ!」


「……住みにくそう」

 地下生活をイメ〜ジしてそう洩らす月夜。


「なんかムイミにひかれるよねチテ〜ジン」


「いや全然」

 両目にドリルを浮かべながらそういうイブキだった。

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