ぽてト。

 いつものバス停にて――


「ぜ、ぜんこくのポテトあいこ~か~にロ~ホ~っ! おひとりさまフライヤ~バクタンっ!! これさえあればいつでもどこでもポテトたべほ~だっいっ!!!!」

 瞳をイモにしてテンション爆上げしながらそう叫ぶイブキ。


「いや、材料費とかもあるからそんな簡単な話しじゃないでしょ」

 牛丼が絡んでいないので冷静にそう洩らす月夜。


「0,6リッタ~よ~のタクジョ~フライヤ~! いいね。もうパソコンのよこにおいといてつねにポテトじょ~たいにしときたいよぉ~」

 イモとなった瞳を輝かせながら、そういうイブキ。


「これはムゲンポテトじょ〜たいだよねぇ〜。あげたてのサクサクなやつ、ジカンたってシナシナやつ。まさにポテチせ〜ぞ〜きだよっ!」


「ただのフライヤ〜じゃない」


「これをかってユメのポテトせ〜かつへ――」


「買うのっ⁉︎」


「うん。マイフライヤ〜はポテトあいこ〜かにはヒッスあいてむだよ」


「手入れメンドそ〜よ」


「ん……たしかに……はやくジド〜でキレ〜になるアブラできないかなぁ〜」


「それができたら便利だけどねぇ〜」


「もしくはなにもないトコからポテトでてくるっ!」


「もはや錬金術ね」


「ポテトあいがあればできそぉ〜」

 ポテト愛好家の知恵に期待するイブキだった。

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