めもリ〜。

 いつものバス停にて――


「バナナの花が魚肉の代わりになるっ!?」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「バナナの花ねぇ~……」

 黄色に完熟したバナナをイメ~ジしながら、


「出てこないわ! バナナの花なんてっ!! むしろ花なんてあったの? あの食べるトコがメインだし、あれがあのままイモみたいに地面に埋まってるんじゃないんだっ!?」

 そんな事を言いながら続きを読み進める。


「バナナの花は東南アジアやインドなどでは伝統的な食材として有名。バナナの心臓ともいわれ調理すると魚のような食感になるね〜」

 バナナの花と思われる画像を見ながら、


「そんなに魚っぽいなた一回食べてみたいわね〜」

 月夜がそんな事を洩らす隣では、


「まえにはやったイケヤのサメさんがツ〜ハンでかえる?」

 イブキがそんな記事を読んでいた。


「お〜! あれツ〜ハンでかえんだぁ〜……イケヤがちかくにないヒトもサメチャンスがあるんだね〜」


「お〜きさも99センチでいいかんじなんだよねぇ〜。さわりごごちのいいし。またはやるかなぁ〜?」


「売り切れ続出するほどだったんでしょ?」


「そ〜だったねぇ〜……」

 開店ダッシュでサメをゲットした時を思い出す。


「ウチはザリガニしか思いだせないケド」

 開店ダッシュでフ〜ドコ〜トに乗り込んだ時の頃を思い出す。

 家具屋の思い出がサメとザリガニの二人だった。

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