はいフ。
いつものバス停にて――
「有名ラ~メンチェ~ンが来客がすくないためにラ~メン頼んだら焼豚皿が無料でついてくるっ!?」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「――って、事は……ラ~メン頼んだら自動的にチャ~シュ~増量って事じゃないっ! 牛丼屋で例えると、牛丼頼んだら豚丼もサ~ビスでついてきたみたいなモノじゃないっ!!」」
興奮のあまり妙な例えをだす月夜。
「肉無料いいわね~。また一歩ベ~シックインカム(肉)に近づいた気がするわっ!」
妙な社会システムを夢見てる月夜の隣では、
「レトロゲ〜ムきょ〜かいがコドモたちにス〜パ〜ファミコンとソフトをムリョーキはいふっ⁉︎」
イブキがテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「お〜! いいかも、しかもソフトはFF6にス〜パ〜ドンキ〜とかいいとこえらんでるねぇ〜」
記事を読みながら、そんな事をいう。
「よくをいえばマリオRPGもいれてほしかった。でも、それをいいだすとDQ5とかも……SFCはメ〜サクおおいからこまっちゃうよね! カド〜れきやジダイ、ソフトのかずさまざまなヨ〜インからサイキョ〜のレトロゲ〜だし」
「スト2やジ〜コサッカ〜、パワプロ……かわりダネだとF91とかもあるよねぇ〜」
「あとはサンショクのケ〜ブル」
「三色?」
「そそ。テレビとつなぐやつ」
「そんなの一本でしょ? HDMIだっけ?」
「むか〜しむか〜しはきいろのエ〜ゾ〜にあかいオンセ〜としろいオンセ〜があったんだよ」
「なんで音声が二個もあるの?」
「ん〜……よび?」
「なんで映像は予備がないの? そっちのが重要じゃない?」
「むかしのヒトはソ〜ゾ〜りょくエ〜ゾ〜がなくともカバ〜できたんだよ。ド〜ガとるのにロケットランチャ〜みたいなキカイつかってんだよ」
二〇〇一年より前は江戸→昭和としか認識していないイブキ。
「だいたい昔のゲ〜ムっておもしろいの? なんか点がうごくだけなんでしょ?」
「そのテンがい〜んだよっ!」
瞳をドット絵にしながら、そういうイブキだった。
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