てきざいてきしョ。

 いつものバス停にて――


「餃子で有名なチェ~ン店がお子様弁当を一個二〇円で販売っ!?」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「内容は餃子が二つに唐揚げが二個、ウィンナ~も二個。定価は二五〇円。テイクアウト用のク~ポン五〇〇円券を使用すれば二人前で四〇円、一個二〇円になる計算……う~ん……これじゃ大量に注文できないわね~。二〇円だもん一〇〇個単位で買おうかって思ってたのに……」

 月夜が山盛りの餃子をイメ~ジしながら、


「ごはんもついてこの価格なら全然アリよねっ!」

 月夜がそんな事を言っている隣では、


「チュ〜ゴクさんがひきこもりゲ〜マ〜にショ〜ドクロボをあやつってとどけさせるシゴトをさせるっ⁉︎」

 テクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「お〜! クニがはたらくカンキョ〜をととのえてジンザイだけハメコム。ゴ〜リテキだよねぇ〜」

 記事を読みながら、そんな感想を洩らす。


「これニホンでやろ〜としたら5Gカイセンやうごかすロボ、あやつるインタ〜フェ〜スでナンビャクマンエンもかかるし、それをクニがポンとヨ〜イするのはいいねぇ〜」


「アンタもこ〜ゆ〜のやりたいの?」


「そだね。キョ〜ミはあるよぉ〜。イブキさんは――」


「ゾンビとかタイリョ〜にやっつけるFPSがいいっ!」


「そんなシゴトないわよっ!」


「でも、このシステムはい〜よっ! ぜひニホンでもやろ〜」


「ウチの家で牛丼作りロボとかは?」


「うわ〜……ぜんぜんおもしろくないうえにタイヘンそぉ〜」

 牛丼をロボや遠隔操作で作る時代がくるかど〜かは誰にもわからない。

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