きのコ

 いつものバス停にて――


「がいしゅつキンシのスペインでティラノサウルスのキグルミをきてでかけたオトコにケ~サツがチュ~イ」

 イブキが海外の珍しい記事を集めたものを読んでいた。


「スペインではシュショ~がヒジョ~ジタイせんげんをだしコクナイぜんとでガイジュツキンシになっている。レ~ガイはセ~カツヒツジュヒンのかいだしや、シゴト、ペットのサンポ――ペットのサンポはOKなんだっ!?」


「ケ~サツのコ~ホ~はペットのサンポはOKだけど、ティラノサウルスはタイショ~ガイとしてオトコをとりしまったかぁ~……ん~……ニホンではよくわからないジケンだねぇ~」

 イブキがティラノサウルスの着ぐるみが映った動画を見ながら、そんな事をいう隣では、


「生のエノキを食べた人が四人が死亡……」


「エノキでっ!?」

 隣でイブキが驚く、


「キノコの生食は厳禁なのよっ! エノキは溶血性の毒があるわ」


「そなんだっ! ナベとかでなまにえとかたべたかも? っておもってけど」


「まあ無事なら火が通ってたんじゃない? ほかにも椎茸は生でたべるとすっごく痒くなるし、天ぷらがおいし~舞茸なんて青酸化合物はいってんのよ」


「ふ~ん……ニンテンド~のヒゲのヒト、なまでキノコたべてたけどヘ~キなのかな?」

 イブキは世界的にも有名なヒゲの人をイメ~ジしながら、そういうのだった。

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