におイ。
いつものバス停にて――
「4ガツ21ニチからソフトクリ~ムドリンクはんばいっ!」
イブキがスィ~ツ系の情報を集めたアプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「4ガツかぁ~……まだケッコ~さきだねぇ~。もんだいはサイゲンどだよねぇ~。ただのアマいドリンクやアイスっぽいかんじじゃなくって、ちゃんとソフトクリ~ムなナメラカナなアマサをだせるかなだよねぇ~」
ソフトマイスタ~が記事を読みながら、そんな事を言う。
「でも、まえあったコンビニにあるカップタイプのソフトクリ~ムはケッコ~ソフトクリ~ムしてたなぁ~。あれぐらいならたのしみ!」
イブキがそんな事を言っている隣では、
「牛丼を洗濯しちゃった人のTwitterが話題?」
月夜がそんな記事を読んでいた。
「一体なにがあったのかしら? 牛丼を洗濯??」
そんな事を言いながら続きを読み進める。
「寝ているところをお届け物で起こされ、近くにあった洗濯機の上へ置いて二度寝し、起きたら牛丼が洗濯されていた……」
「状況から考えると、洗濯機のフタがあいており寝てる間に牛丼が落下、衣類とともに洗濯されたと思われる……しかも臭いのきつい高菜明太牛丼だったために炊き込みご飯を炊いた後の炊飯器のような臭いがずっとする……そ、それは確かに大変ね」
「高菜明太牛丼のニオイがする服……」
険しい表情でそう洩らす月夜。
「ん~……月夜ならなんてステキなニオイとかい~そ~だったのに……」
「だって牛丼の匂いはするのに食べられないのよっ! 拷問じゃない!!」
「ギュ~ドンのニオイじたいはい~んだっ!?」
月夜の反応に驚くイブキだった。
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