ぎゅ~どんのしんじツ。
いつものバス停にて――
「オニギリの具で一番おいし~のはなにかが大議論に?」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「そんなの――そんなの――」
月夜は頭にある丼物をイメ~ジしながら、
「イクラかメンタイとかサカナのタマゴけ~だよね!」
イブキがそういって割り込んできた。
「わかってないわね~……肉系こそが米の最高のお供なのよっ! カルビとか牛丼とかがオニギリに最高に合う具なのよっ!!」
「そっかなぁ~? そ~ゆ~グがでてきたのってコンビニおにぎりとかでしょ?」
「それは昔の人が牛丼にいれる肉ばっかりでオニギリにはいれてこなかったからよ!」
「そなのっ!? ギュ~ドンなんってここさいきんできたたべものでしょ?」
「違うわよ牛丼の歴史は古いのよ。古代の縄文時代から食べられていて、あの女王ヒミコも「牛丼マジうめ~!」ってコメントしてるぐらいなの」
「そんなコメントしてたのっ!?」
「日本人と牛丼は昔から深い付き合いなのよ。外国にも『フジヤマ』『ゲイシャ』『ギュ~ドンッ!』って伝わってるぐらいなのよ」
「スキヤキじゃなんだ……」
「スキヤキやその他の肉料理は牛丼を元に派生したのよ」
「ふ~ん……」
「だからオニギリの具には牛丼が合うのよ!」
「そっかなぁ~?」
そういって首を傾げるイブキだった。
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