ら~めン。

 いつものバス停にて――


「リュ~ガよかったなぁ~……セガきてるよ!」

 イブキがゲ~ム系ニュ~スを読みながら、そんな事を言っていた。


「サクラといいリュ~ガといいきてるねぇ~セガ。このままサイシンのハ~ドもだしちゃいってよ。またはセガタイヤキをいっきにぜんこく500テンポてんかいっ!」

 そんな無茶ぶりをしながら、


「でも2ガツ、3ガツなんかいいゲ~ムあるかなぁ~? 7がエンキしちゃったし……とりあえずDQXがだいきぼパッチきたしすこしあそべるかなぁ~?」

 そんな風にゲ~ムスケジュ~ルを考えているイブキの隣では、


「日本にラ〜メン嫌いはいない?」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「いるかもしれないケド、少なそうよね〜。牛丼嫌いはいないケド……」


「おなかよわいヒトはたべられないんじゃない?」


「それは身体がアレルギ〜みたいに拒絶するって事で好き嫌いの問題じゃない気がする」


「でも、ラ〜メンだめってジンセ〜のはんぶんぐらいソンしてるきがするよねぇ〜」


「そ〜ね。でもあと半分の牛丼があるから」

 人生をラ〜メンと牛丼でできてると断言する月夜。


「あっ! こ〜ゆ〜のはウチもダメかも?」

 そういってラ〜メンチェ〜ンのシンニュメニュ〜をみせる。


「ヴァレンタインきかくのチョコラ〜メン?」


「甘そうよね」


「……いつもみたいにいっかいたべてみるってコトにはなんないの?」

 そう洩らすイブキの呟きを聞き流す月夜だった。

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