りユ~。
いつものバス停にて――
「コンビニ弁当なのに十分おいし~肉が食べられる牛ハラミ焼き肉弁当?」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「肉は焼きたてが一番なのよね~。そのためにコンビニ弁当の焼き肉弁当系はタレを甘ダレにして口当たりをよくして、肉はひたすら柔らかい感じに仕上げてあるの、焼き立てのステ~キみたいに少し固くて噛むと肉汁がでてくる肉本来の旨さはなかなか出せないわよ」
記事にそんな突っ込みをいれつつも、
「でも、一度食べてみないとね……」
そう言いつつも本当においしければあれはあれで良し! となかなかストライクゾ~ン広めな月夜。
「学校でレンチンできれば今買っていくんだケドな~。なんで学校に電子レンジとか肉焼き場とかないのかしら?」
月夜がアメリカの家庭にあるようなレンガ積みの肉焼き場をイメ~ジしている隣では、
「マックのコ~ラがおいし~のはリユ~がある?」
イブキもグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「なんかトクベツなコトしてんのかなぁ~?」
黒くてシュワシュワと音をたてるコ~ラをイメ~ジしながら、
「リユ~はメ~カ~のスイショ~するマニュアルにかんぜんにしたがっているとため? う~みゅ……キホンがダイジかぁ~」
なにやらそんな事を洩らすと続きを読み進める。
「コ~ラのもとになるシロップはしっかりレ~ゾ~ほぞんされ、キカイにつながったやつもちゃんとレ~ゾ~でホゾン。さらにストロ~のお~きさもコ~ラにあわせたサイテキのモノをシヨ~かぁ~……そんなにこだわってんだっ!?」
記事の内容に今まで気がつかなかったおいしさの秘訣を知り、驚くイブキ。
「でも、ま~……コ~ラがおいし~のがいちばんのリユ~だよねぇ~」
コ~ラの爽快感を思い出しながら、そういうイブキだった。
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