みっくス。

 いつものバス停にて――


「いろいろワダイをテ〜キョ〜するセガのタイヤキやさんであたらし〜モノがでる?」

 イブキがあまりゲ〜ムと関係なさそうなのにゲ〜ム系記事のトコにあったそんなもの読んでいた。


「あのアタマぶぶんがトクチョ〜てきな『ミクダヨ〜』やきにメガドラのコントロ〜ラ〜のかたちをした『メガドラパッド』やき……ネタにはしるねぇ〜。セガだまし〜をかんじるよぉ〜」

 記事を読みながら、そんな声を洩らす。


「メガドラタワ〜やきをつくってほし〜かなぁ〜……たぶんクチにできないほどうれないけど……」

 32Xの開発者が放った言葉を口にしながら、そんな事を言うイブキの隣では、


「コンビニのカウンターフ〜ズの中で一番売れている、あの一口からあげが三三周年記念として――三三周年? なんか中途半端よね〜。まあ、いいケド……定番の三種類を混ぜた物を販売? へぇ〜……そんな事するんだ〜」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「あの紙のカップの中に三種類の味がそれぞれランダムにはいってる感じかしら?」

 そんな事を言いながら、続きを読み進めると、


「三つの味を一つのからあげに! 混ぜちゃったのっ⁉︎」

 味を混合した新しい商品の登場に驚く月夜。


「チ〜ズはなんにでも合うからいいケド……レギュラ〜とレッドは……ちょっと味が想像できないわね〜」


「そっちもボ〜ケンしてるねぇ〜」

 セガの記事を読みながら、そういうイブキだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る