ぶいあ〜ル。
いつものバス停にて――
「ノ〜のシンゴ〜をよみとり、かんがえるだけでうごくガイコッカクっ⁉︎」
イブキがテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「すっごいっ! ファンネルじゃんっ! サイコミュだよっ‼︎」
そのパワ〜ドス〜ツのような外骨格のような画像が読み込まれると、
「そっかぁ〜ガイコッカクかぁ〜……どっちかってゆ〜とユニコ〜ンだねっ! かんがえただけでうごくゼンシンサイコフレ〜ムっ!」
「これがあればダイジョブだねっ!」
なんの使用用途を想定しているか謎だが、自信満々にそう言い切るイブキの隣では、
「ヴェルサイユ宮殿をVRで観光? へぇ〜……そんな事できるのね〜」
こちらもテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「タペストリ〜や調度品など忠実に再現された中で解説つきで楽しむ事ができるか〜」
豪華な異文化の画像を見ながら、
「ゾンビでる?」
「でないわよ」
「VRく〜かんだとゾンビでるきがしちゃうよね! しかもガイコクだととくっ!」
完全なるゲ〜ム脳でそんな事をいう。
「ショクギョ〜クンレンのVR――イリョ〜のやつとかも「いつオペしつにゾンビランニュ〜くるのかなぁ〜? もしかしてカンジャがゾンビかっ!」とかおもいながらみてるモンっ! もはやVRク〜カンとゾンビはきりはなせないよねっ!」
「このヴェルサイユもあのかどまがったらぜったい3タイいるよっ! リロ〜ドしてシンチョ〜いかないとっ!」
画像を指して、
「いないから。観光のやつだからこれ」
そんなイブキを呆れ顔で見ながら、そういう月夜だった。
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