だぶル。

いつものバス停にて――


「さいきん、なにかとハヤッてるレトロゲ〜のミニかつぎはなにがされるかリサ〜チ」

イブキがゲ〜ム系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「もっともオ〜カッタのがサタ〜ンと64……まあ、にんきてきにはそ〜かなぁ〜? イブキさんてきには3DOとかピピアットマ〜クとかプレイディア、ワンダ〜スアンなんかをあつめたゲ〜ムコレクションとかでないかなぁ〜……って、キタイしてたり。FXはギリメジャ〜なんだよねぇ〜」

昭和生まれでなければ、イメ〜ジできない一瞬あったハ〜ド機を思いだしながら、


「つぎあるならサタ〜ンかな〜? サクラたいせんシュ〜ロクがいっちばんうれそぉ〜。MISUTOやセンリツのブル〜はぜひシュ〜ロクしてほし〜」

イブキがそんな事を言っている隣では、


「焼肉と焼き鳥が同時に焼けるホットプレ〜トっ⁉︎」

月夜がテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「焼肉と焼き鳥を同時に……そ、そんな事していいのかしら? いやこ〜ゆ〜道具ができたって事は神様もOKしてるって事よね」

もし神様が聞いてたら全力で否定されそうな事を言いながら、


「しかも自動回転式だから焼肉の手を止めずに焼き鳥が仕上がる神仕様っ! ついでにフランクフルトも焼ける」


「これこそまさに究極のマシ〜ンっ! スマホと遜色ない発明よねっ‼︎」


「……ジョプスがき〜たら、おこられるよ」

一人で盛り上がる月夜に呆れ顔でそういうイブキだった。

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