かれんダ~。
いつものバス停にて――
「まえにラ~メンイベントで出されたピラニアラ~メン。九月二〇日から二三日の三日間に限定一〇〇〇杯で再販していた」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「そ~いえば、あったわね~……食べたたかったケド……遠いのよねぇ~……近くでやんないかしら? 屋台とかでチャルメラ吹きながら来てくれないかしら?」
月夜がそんなワガママを口にしながら、続きを読み進める。
「ピラニアを煮干しにしてス~プを作るすべて自家製で行われるために手間暇がかかり、ピラニアラ~メンは一杯三〇〇〇円っ! ラ~メンにしては高いわね~。追いピラニア(一匹まるごと)二五〇〇円! ブラジルアマゾンから直輸入のために値が張る……う~ん……一度は食べてみたいわね~」
獰猛な肉食魚の歯をもつ魚が丼にまるごと入ってる画像を見ながら、そんな事を言っている月夜の隣では、
「あのメツボ~やインボ~ろんばっかりをあつかうオカルトざっしから、ヒメクリカレンダ~がはんばい?」
イブキがそんな記事を読んでいた。
「じんるいのメツボ~をヨゲンしてんのにテ~キこ~どくすすめてたり、カレンダ~つくったりほろびるキなさそぉ~だよねぇ~」
そんな事を言いながら、読み込まれた画像を見る。
「ツイタチ――さいしゅ~センソ~によってジンルイはほろびるっ!? いきなりほろびてるっ!? もっとマイルドなやつからはじまって30とか31ニチとかにほろびるかとおもってたのにっ!? いきなりおわちゃったよっ! つづきキになるなぁ~……かっちゃお~かなぁ~?」
「人類滅びるならカレンダ~とかいらないわよね?」
購入を迷うイブキに呆れ顔でそういう月夜だった。
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