てっかイ。

 いつものバス停にて――


「お好み牛玉丼?」

 月夜が牛丼チェ~ンの新メニュ~を見ていた。


「関西のほうではお好み焼きをオカズにゴハンを食べるって聞いた事があるケド……それ系のやつかしら?」

 そんな事を言いながら、続きを読み進める。


「さらにキムチ、チ~ズをいれた、お好み牛玉丼キムチチ~ズMIXなんかもある。もういろいろ入れすぎね」

 いろんな物が『ドバドッバ!』丼物の画像を見ながら、


「でも、こ~ゆ~挑戦は嫌いじゃないわ! ただでさえ最高の――究極の食べ物と謂われている牛丼をさらに高みへと押し上げる――人類の手で神を作る行為といえるっ!!」

 興奮気味に独自の牛丼論を展開している月夜の隣では、


「まえにハッピョ~した『ティラノサウルにウモ~がはえてたせつ』やっぱりナシとテッカイっ!?」

 イブキがテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「なんだ。やっぱしはえてなかったんだぁ~!」

 イブキが羽毛でフサフサのやつから鱗に覆われた強そうな恐竜の姿へとイメ~ジを変える。


「あしこしよわくてはしれなかったとか、ヒふけなかったとかもテッカイあるかなっ!」


「なんかコロコロ変わるわね~」


「あたらし~てがかりみつかったらシンセツでるからねぇ~。むかしは6メ~トルだったのが、いま13メ~トルなんだモン。そのせ~ではしれない『ゆっくりザウルス』せつがでちゃったけど」


「個体差なのかしらねぇ~?


「う~みゅ……ス~ヒャクマンセンはんえ~してたから、とちゅ~でシンカしたカノ~セ~も……」


「そうね。完全に完成された物は牛丼以外ないのかしら~?」


「そのカンセ~ケ~もいろんがあるから、なにかトッピングいれるじゃないのぉ~?」

 イブキの説も牛丼信者の月夜の耳にはとどかなかった。

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