こんブ。
いつものバス停にて――
「タコヤキ一舟が八八円っ⁉︎」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、タコヤキチェ〜ンのイベント記事を見ていた。
「八月八日の八八名様限定か〜……食べながら他の店舗に移動かな? 近くにある店舗の場所押さえておかないと!」
月夜がそんな風に大量ゲットの算段をする。
「やっぱし開店と同時かしら? 木曜日? 平日だケド夏休みだし〜……う〜ん……」
そんな風に作戦を考えている月夜の隣では、
「コンブのダシがウミのなかででないリユ〜がソ〜ゼツとTwitterでワダイ?」
イブキがそんな記事を読んでいた。
「コンブだしいいよねぇ〜オデンとかしゃぶしゃぶにいれるけど、そ〜いえばミズダシだよねぇ〜……なんでウミのなかではでないのかなぁ〜?」
頭上に『?』を浮かべながら、
「ね〜ね〜月夜。なんでだとおも〜う?」
隣でタ〜ゲット――もとい近隣の店舗を検索している月夜に聞く。
「さぁ? がんばって耐えてるんじゃないの」
投げやりぎみにそう返す。
「まさか、そんなワケ――ホントだったっ!」
画面を下へとスクロ〜ルさせ出てきた答えに驚く。
「セ〜メ〜かつど〜してるときはウマミせ〜ぶん――エ〜ヨ〜がそとにでていかないよ〜にがんばってたえてる! うぅ……コンブはカイテ〜でユラユラしてるだけでいいなぁ〜……っておもえなくなちゃったっ‼︎」
「アンタそんな事思ってたの?」
「だって、たのしそ〜だし」
海底でユラユラまったりとしたいだけのイブキだった。
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