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いつものバス停にて――
「チキンラ~メンに新味っ!」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「その名も――ビ~フ味と豚骨味? ん? チキンよね? さらに牛や豚を入れちゃうの??」
月夜の頭の中でヒヨコと牛と豚が草原で戯れている牧歌的なイメ~ジをする。
「喧嘩とかしないのかしら?」
突然、ヒヨコが牛を突っつくと、真っ赤に怒った牛が豚に体当たりをして、豚はヒヨコを前足で薙ぎ払う! 牧歌的な雰囲気は一瞬で焼失した。
「味がうまく調和すればいいケド……」
月夜がそんな事を言っている隣では、
「ち、チョッケ〜130メ〜トルのインセキが25ニチにチキュ〜とニアミスしていたっ⁉︎」
イブキがテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「しかも、ソンザイをかくにんしたのはゼンジツの24ニチ……もしショ〜トツしてたらト〜キョ〜とおなじお〜きさのクレ〜タ〜ができていた……あぶないとこだったのかぁ〜……」
空を見上げながら、
「月夜のうえにおっこちてきたら、なんとかなるのになぁ〜」
そう洩らすイブキ。
「えっ! ウチに受け止めろ! ってゆ〜事?」
イブキの期待感に満ちた視線を受けながら、そういう月夜だった。
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