たいぐン。
いつものバス停にて――
「コ~シのチカラでスイシンするウチュ~せんのテストきLightSailかぁ~……」
イブキがテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「コ~シのチカラ……」
イブキの脳裏で黒鉄の城がブレストファイヤ~を放つシ~ンをイメ~ジする。
「きっと、すっごいパワ~なんだろな~なぁ~……」
光子力ビ~ムで大地を焦土に変えるシ~ンをイメ~ジする。
「じっけんは7ガツの21ニチ。タイヨ~からはっせ~するコ~シのチカラをとらえてスイリョクにかえ、すすむウチュ~せん――イメ~ジてきにはウチュ~ヨットはネンリョ~をヒツヨ~としないためにチョ~キのウチュ~け~かくなどにシヨ~できるかぁ~」
記事を読みながらヨットを軽快に操るマジン〇~Zをイメ~ジするイブキの隣では、
「奈良博物館前に鹿が大集合?」
月夜が動物系のニュ~スをまとめているアプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「うわっ! こ、これはすごいわね~……」
記事に添付されていた画像が読み込まれ、そこに写っていた大量の鹿群団を見ておもわず、そんな声を洩らす月夜。
「んっ!? なにコレっ!!」
おなじく画像を見たイブキもそんな声をあげる。
「暑くなると、博物館の芝生のうえで涼みにくるんだって、地元では夏の風物詩らしい~わよ」
記事の読みながら、そんな補足をする。
「へェ~……こ~してるとカワイイけど、シカさんはなぁ~……」
イブキは奈良公園で鹿の大群に追い回されたり、ツノでスカ~トをめくられたり、油断しててスカ~トをハムハムと食われたりした過去を思い出しながら、
「暑さで大人しいらし~わよ」
「じゃ、アンシンかなぁ~」
「こんだけいるしウチでも触れるかな?」
「いやいや。そこは月夜がきたらぜんりょくでにげるでしょ!」
バッサリとそう言い切るイブキだった。
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