つ〜がク。

いつものバス停にて――


「サラダのように食べられる明太牛メシ?」

月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「大根、タマネギ、水菜に明太ソ〜スをかけ肉量を二倍にした牛メシと一緒にした丼――う〜ん……サラダいらないから肉量三倍になんないかしら?」

そんな無茶な事を言う。


「またはステ〜キ牛メシとか肉量、肉量って感じで推してくる丼とかあるといいんだケドな〜」

月夜がそんな事を言っている隣では、


「ガン○ム40シュ〜ネンプロジェクトでゲンスンダイのうごくガンダ○をセ〜サクチュ〜っ⁉︎」

イブキがテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「うごくゲンスンダイって、それホンモノじゃないのかなぁ〜?」

イブキが首を傾げる。


「ビ〜ムへ〜きやカクジュネレ〜タとかはムリだけど、うごくならホンモノでい〜よ〜なぁ〜……そのうち1/1パ〜フェクトグレ〜ドとかってアマゾンとかにうりだしてくれないかなぁ〜」

イブキが大手ネット通販サイトに出品されている様をイメ〜ジする。


「置き場に困るだけじゃない。結構デカいんでしょ?」


「18メ〜トルかなぁ〜」

まるでそこにあるかのように斜めに上を見上げながら、


「だいたい何に使うのよ」


「う〜みゅ……」

イブキはしばらく考えた後、


「ト〜コ〜かなぁ〜? バイクつ〜がくじゃなくってガ○ダムつ〜がくっ!」

イブキの言葉にバスの隣を歩く巨大ロボを想像する月夜だった。

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