さっくス。

 いつものバス停にて――


「あたらし~スィ~ツ――ハルハル?」

 イブキがスィ~ツ系の情報を集めたアプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「コンビニにハロハロってあるけど……あれっぽいのかなぁ~?」

 某コンビニの夏主力商品をイメ~ジしながら、続きを読み進める。


「なにこれっ!?」

 読み込まれた画像を見るなり、そんな声をあげるイブキ。


「クリ~ムたっぷりっ! これはゼッタイおいし~やつだよっ!!」

 でてきた画像はクリ~ムたっぷりというか、クリ~ムしか写っていないカップスッィ~ツを見ながら。


「ズカイするとカップのそこにナマクリ~ムをしいて、そのうえにカップにまんなかまでソフトクリ~ムをいれて、そのうえにまたナマクリ~ムしいて、うえにソフトクリ~ムいれて……わっかんなぁ~……ちょっとエにしてみよ」

 そういってノ~トに図を描いているイブキの隣では、


「サックスやってみよ~かしら?」

 月夜がなにかの記事を読みながら、そんな呟きを洩らす。


「どした?」

 それを聞き留めたイブキがそんな風に尋ねる。


「ほら。サックスを吹くと動物がよってくるらしいのよ」

 月夜がある男性の動画を見せる。


「上手い下手は関係なくって、この人も練習中であんまり上手くないんだって」

 動画ではそのサックス演奏者のまわりに牛が集めってくるのがわかった。


「へェ~……なんだろ? いいかんじのオトなのかなぁ~?」


「そうなのかも? ウチもサックス演奏したらこんなふ~になるのかな~? って」


「ふ~みゅ……」

 そういう月夜をしばらく見た後、


「でも、よってきたウシさんギュ~ドンにしちゃダメだよぉ!!」

 一応、そう釘をさすイブキだった。

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