らオ〜。

いつものバス停にて――


「あつさタイサクかぁ〜」

イブキがテクノロジ〜系ニュ〜スを見ながら、そんな呟きを洩す。


「センプ〜きやネックク〜ラ〜……もうでつくしたカンあつけど、まだあんのかなぁ〜……」


「ミストシャワ〜つきのカサ?」


「んと……ミズのはいったペットボトルをカサのもつトコにセットすると、カサのうちがわからミストシャワ〜になってフンシャ……」

ミストシャワ〜中の画像を見ながら、


「これはよっぽどのときにしかつかわないなぁ〜。これつかいほどあっついならソトいったらダメなヒだよ」

イブキはそんな風に言っている隣では、


「北海道のサッポロにある――」

月夜の頭の中で北海道がうまくイメ〜ジできず袋麺のイメ〜ジが浮かぶ。


「動物園で黒王に乗れる……?」


「黒王ってなにかしら? ラオウの衣装貸し出し?」


「デッカいウマのコトだよ。ラオ〜のイショ〜ってのはこんなやつ」

イブキが漫画史の残るキャラクタ〜の初登場シ〜ンをスマホ画面で見せる。


「へぇ〜……衣装はともかく馬にのれるんだ〜……」

トゲトゲしい甲冑をつけた大きな馬を見ながら、


「ちゃんと、のれるかなぁ〜?」


「平気よ。ちゃんと飼育員さんがいるんでしょ?」


「いや。月夜のケハイでウマがにげだしそ〜」

月夜から脱兎のごとく距離をとる黒い馬を想像しながら、そういうイブキだった。

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