へりのえくそしすト。

 いつものバス停にて――


「と、溶かしバタ~がいつでも使えるアイテム……?」

 月夜がテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「溶かしバタ~か……そんなに使うかしら? 食パンに……焼きトウモロコシに……ホットケ~キでしょ……じゃがバタ~――あっ! バタ~はいってるか、でもその上からさらに溶かしバタ~噴射もいいわね~」

 月夜が指折り数えながら、


「牛丼に溶かしバタ~……う~ん……すでに究極まで完成された牛丼に手を加えるのはね~……あっ! でもちょい足しでさらに高まる可能性も……っ!?」


「そんな溶かしバタ~がいつでも味わえる調理器具がクラウドファンディングで出資を受付中……九五〇〇円か~……」

 月夜がそんな記事を読んでいる隣では、


「セ〜スイをヘリからサンプしてアクマのイッセ〜クジョっ⁉︎ う〜みゅ……すっごいコトかんがえるヒトいるなぁ〜」

イブキがそんな記事を読んでいた。


「コロンビアのみなとまちをシキョ〜クにもつシキョ〜さまが、アクマのイッセ〜クジョできないかとかんがえグンヨ〜ヘリからセ〜スイをイッセ〜にまきちらしてマチぜんたいをきよめるアンをおもいつく……」


「聖水ってそんなに簡単につくれんの?」


「ひかりのクリスタルとミズでかんたんに」


「それはゲ〜ムでしょ」


「なんかギシキてきなモノやってミズをセ〜スイにかえんじゃないかなぁ〜?」


「ふ〜ん……」


「まあ、月夜はさわるととけちゃうからきになるよね〜」


「なんでウチ、悪魔扱いなの?」

イブキの言葉にそう言い返す月夜だった。

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