かサ。

 いつものバス停にて――


「こ、コジマさんが……」

 イブキがゲ~ム系ニュ~スの中にあった、何かの記事を見ていた。


「シンサク――デスストがくるっ!」

 グっと握りこぶしをつくりながら、ワクワクした期待を籠めそんな声をだす。


「しかも11ガツ8ニチはんばいっ!? まさかのネンナイリリ~スっ!! これはコトシのフユはあつくなりそだ~ねぇ~……」

 まだ夏を迎える前にすでに冬の心配をしているイブキの隣では、


「東京五輪に向けて頭にかぶる傘を発表?」

 月夜がオシャレ系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「なんか……」

 記事のタイトルと読み込まれた画像を見るなり、


「昔こんなんあったような……江戸時代とかに……」

 傘というより笠のようになっている画像を見ながらそんな感想を洩らす。


「むかしはカタナがつかえるようにこんなふ~になってたらし~よ」

 イブキが画像を見ながら信憑性も定かじゃない事をいう。


「へぇ~……確かにむかしならアリそ~ね」


「たしかにリョ~テつかえるならイイよね~……アメのなかアイスたべれるし」


「なるほどっ! 確かにそれなら雨の中でも牛丼食べられるわねっ!!」


「……それはフツ~にたべづらいよ~なぁ~……」

 そこは同意できないイブキだった。

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