わ〜ク。
いつものバス停にて――
「サムスピのたいけんばんが5ガツ31ニチにハイシンかぁ〜……」
イブキがゲ〜ム系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「ウキョ〜さまはつかえないんだぁ〜……ザンネン」
内容のとこを見ながら、そう洩らす。
「そ〜さするかんじをあじあうならい〜かも。ダイギリがイチゲキヒッサツのイリョクのままかなぁ〜? はやくでないかなぁ〜」
イブキがそんな事を言っている隣では、
「そろそろお金貯めないと……なにかないかしら?」
月夜が夏コミに向けての準備をしていた。
「いいアルバイトあるよ」
イブキが小さな手には収まりきらない大型スマホを振りながら、
「アンタの紹介するやつはね〜……」
高額だけど特殊なものだったり、そもそこ外国の求人だったり今まであまりアテできた事がない過去を思い出す。
「ちゃんとニホンだよ。しかもジテンシャとスマホあればできるうえにジブンのすきなジカンにできる。
「シフトがないって事?」
「そそ。イチニチ1ジカンだけとか、キョ〜はガッチリあさからよるまでいくっ! ってコトもできるよぉ〜」
「へぇ〜……そ〜きくとなかなかよさそ〜ね……内容にもよるケド……自転車いるって事はメッセンジャ〜みたいな配達関係?」
「そそ。アプリにイライニンがマックであれかってきてとかゆ〜かきこみがあるから、みせにいってかってわたすだけ」
「ちょっといい?」
「ん?」
「それって我慢できなくなって途中で齧ってもいいの?」
「……ダメでしょ」
月夜に食べ物の配達は無理な事が判明するのだった。
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