はざ〜ド。
いつものバス停にて――
「豚丼おわちゃうんだ〜」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「あれはあれでイイのに〜……牛丼には及ばないケド、もし牛丼も販売終了ならきっと大暴動起きたでしょうね」
「食べたくなったら他のチェ〜ンでやってるし、いまのとこそんなに心配はないかしら……」
月夜がそんな事を言っている隣では、
「ニホンでなにかがおきるっ⁉︎」
イブキがオカルト系のあやしい記事を読んでいた。
「120ネンにいっかいしかさかないといわれるタケのハナがかくちでモクゲキされる……へェ〜……120ネンにいっかいなんだぁ〜」
「むかしからタケのハナがさくとフキツなコトがおこるゼンチョ〜といわれおそれられてきたっ! こ、これはくるかな……」
「ゾンビくるかなっ⁉︎」
「なんでよっ! そこは地震とか噴火とかそ〜ゆ〜もんじゃないの? 昔からの伝承なんでしょ?」
「いまふ〜にゾンビじゃない?」
「竹とゾンビがむすびつかないわよっ! 地震とかなら前触れが引き金になって竹が開花したあるかもしれないじゃない」
「それもゴ〜インかなぁ〜」
「……ゾンビよりはマシだと思うケド」
「じゃ、月夜はどんなコトおこったらイヤなの〜?」
「そ〜ね……」
「豚丼おわちゃったし、続いて牛丼も終了なんて事になったら絶望的な世界になるわね」
「ブタさんやウシさんにはヤサシ〜せかいかも」
月夜のいう絶望的な世界をそう評すイブキだった。
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