もててク。

いつものバス停にて――


「グ〜グルマップをつくる特殊車両を追いかけていく犬が可愛いとTwitterで話題?」

月夜がテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「ホントだっ!」

埋め込まれた動画――ストリ〜トビュ〜で少し動かしても同じ犬が映りこんでいる動画を見ながら、


「ホントに後を着いてきてるっ⁉︎ 犬的になんか興味を唆られる感じの車なのかしら?」


「ウチもこの車に乗れば……」

月夜がそんな淡い期待をしている隣では、


「そ、そんな……イブキさんがいままでやってきたコトは……」

イブキが何かの記事を読みながら、驚愕の表情をしていた。


「ユ〜メ〜なモテクはぜんぶゲンソ〜だったっ⁉︎ ファンタジ〜だったっ‼︎」

イブキがこの世に神はいないとでもいうような切羽詰まった感じで嘆く。


「そ〜なの?」

興味なさそうにそう答える月夜。


「ぷるぷるリップも」

悔しそうに愛用のリップクリ〜ムを掲げる。


「うわめづかいも――」


「アンタ小さいからほぼ上目遣いだケドね〜」


「ぜ〜んぶ、それほどコ〜インショ〜をあたえないんだってっ⁉︎」


「まあ、全員が全員ってワケじゃ〜……ってアンタ今までそんな事してたの?」


「シュミレ〜ションでっ! Switchのにあうオトコのヒトがそらからふってくるとか」


「その出会い方でそのモテテクいる?」

そう言って首を傾げる月夜だった。

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