どじっコ。
いつものバス停にて――
「世界遅いデリバリ〜ピザ?」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「遅いって……速いならわかるケド……ど〜ゆ〜事かしら?」
首を傾げながら、続きを読み進める。
「注文を受け付けて最短で四ヶ月……最長で一年と半年……確かに遅いわね。遅い理由は注文を受け付けてからチ〜ズを熟成させるため……熟成チ〜ズにこだわった一品か〜……一回は食べてみたいケド、四ヶ月か〜……」
月夜がそんな事を言っている隣では、
「インドかいぐんのサイシンエ〜せんすいかんがちんぼつっ⁉︎」
イブキがテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「なんだろぉ〜ジコかな〜? メガロドンにやられちゃったのかなぁ〜?」
そんな事を言いながら続きを読み進める。
「さんおくドルをつぎこんでケンゾ〜されたインドのサイシンエ〜センスイカン――ハッチをしめわすれてセンコ〜し、そのままチンボツ……なおジョ〜ムインがぜ〜んいんぶじ」
「そんな事あるのっ⁉︎」
月夜がおもわずそんな声をあげる。
「フツ〜はないんだけど……」
「あるじゃない」
「う〜みゅ……フツ〜はぜんハッチとじてキミツがたもたれてからセンコ〜すんだけど……」
そう言いながら戦略ゲ〜ムでうっかり宇宙に地上用のモビルス〜ツを配置しちゃった自分の過去を思い出す。
「きっとドジっこだったんだよ」
「それで済むのかしら〜?」
他人事のようにそういう月夜だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます