てぃらのさうるス。
いつものバス停にて――
「に、肉盛りピザっ!」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、ピザチェ~ンの新商品を見ながら、
「一月に販売されて好評だった。ミ~トピザの肉盛りクォ~タ~が再販。倍盛りテリヤキ、倍盛りプルコギ、倍盛りソ~セ~ジ、倍盛りミ~ト――いいわね~倍盛りいい言葉だわ。倍盛り……」
月夜が「倍盛り」というたびに頭の中でイメ~ジしたピザの上に肉が『ドンっ!』と盛り付けられる。
「倍倍盛りとかもでないかしらね~」
月夜がそんな風に願望を口にしている隣では、
「チュ~ゴクであたらし~キョ~リュ~がはっけんされるっ!?」
イブキがテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「でも、キョ~リュ~のしんジョ~ホ~はたまにヒドいのあんだよねぇ~……ティノラさんのぜんしんにはハネがあったとか――」
イブキは最新のテクノロジ~でCGでド派手な羽がいくつも生えたティラノサウルスを思い出す。
「あとはあんなにデッカくてカッコイイのにじつはあしこしよわくてはしれなかったとか――」
イブキは勇ましいティラノサウルスが足をガクガク、プルプルさせながらソ~っと歩いてる様をイメ~ジする。
「もっと、かっこいよくなるジョ~ホ~がほし~よね! じつはカエンのイキがふけたとか! とかニクショクでランボ~ものだったけどやさし~ココロをもってたとか」
学ランを着たティラノサウルスが雨の日ダンボ~ルの捨て猫に傘を置いていくシ~ンをイメ~ジしながら、
「最後のはむしろイメ~ジダウンじゃない?」
イブキの頭の中がみえているようにそう突っ込みをいれる月夜だった。
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