しんがタ。

 いつものバス停にて――


「超からあげくんあらびきペッパ~マヨか~」

 月夜がコンビニの新商品情報の中にあった、そんな記事を読んでいた。


「超はチョ~ではなくス~パ~って読むんだ……」

 金色のオ~ラを纏って髪を逆立てた金髪の戦士をイメ~ジする。


「ス~パ~とついてるのは伊達ではなく。新技術を使った新しい商品、肉の中に具材を入れられるようになった……? それが新技術なのかしら? 肝心の味は……あらびきペッパ~がよく効いており、食べ続けているとじんわりと辛味を感じる一方、マヨはあまり感じられなかったか~……自分で食べてみない事にはね~」

 いつも通りの結論に行きついている月夜の隣では、


「さいしんがたのUSB4っ!」

 イブキがテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「ゲンコ~のUSB3.2のサイダイつ~しんそくど20Gbpsの2バイ! 40Gbpsっ! 3.2のときもかなりはやっかったけど……もっとはやくなるんだっ!」

 イブキはUSBからデ~タを移すつきに体感した2(480Mbps)と3.2(20Gbps)の速さの違いを思い出しながら、


「すっごくはやかったモンなぁ~……えっ! もうおわるのっ!? ダイジョブ? デ~タはそんしてないよねぇ? とかおもったモン。あのソクドになれちゃうと2.0にはもどれないなぁ~……おっそいモン!」


「コンセプトはよりはやく、よりシンプルにってコトでレキダイのUSBぜんぶとゴカンセ~あり、おぉ! プレステもみならってほし~。しかもUSBのさしまちがいもない、ジョ~ゲサユ~どっちにもタイオ~っ!! もうあとはヘンケ~するぐらいしかないよね! つぎのUSB5.0はロボにヘンケ~してぶつりてきにデ~タをもってくるかんじにするかないよね!」

 USBが二足歩行ロボに変形してデスクトップPCからトコトコ歩いて隣のノ~トへ向かう様をイメ~ジしながら、


「その前に自爆機能ほしいかな~」

 他人に見られたくないデ~タを消去する機能を望む月夜だった。

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