だいさんのメ。

 いつものバス停にて――


「動物園の飼育員さんが一番困る質問?」

 月夜がそんな記事を読んでいた。


「コアラの鳴き声に関する質問が一番困る? へぇ~……そ~なんだ~……」

 そう洩らした後に考えて、


「コアラって鳴くの?」

 記憶の中を探るも木にしがみついてるイメ~ジや、抱こうとしたら月夜の腕をサっと避けて足元を目にとまらぬスピ~ドで駆け、木の陰に隠れた姿しか思い出されなかった。


「あんまり鳴くイメ~ジはないわね~……」

 そんな事を言いながら下のほうに読み込まれた動画を再生してみる。


「こ、これは……可愛くないわね……」

月夜は野太い声で「オ”ェ”エ””エ”エエオ”ェエエエエオ”ェエ”エ”エ”エ」と鳴くコアラの動画を見ながら、そんな感想を洩らす、


「だいさんのメをもつヘビがハッケンされるっ!」

その隣ではイブキがそんな記事を読んでいた。


「すっごいなっ! さとりひらいちゃったらヘビなのかなぁ〜? とりあえずつよそ〜」


「レントゲンけんさのケッカ、ヒタイにある3つめのメはセ〜ジョ〜にキノ〜しておりノ〜にシカイをデンタツしている! おぉ! やっぱりつよそ〜」


「さらにクワシ〜チョ〜サではズガイコツにガンカとして3つのメがあるコトがかくにんされた。ただジュ〜ライのセ〜ブツにとって3つのメはシシンケ〜のフクザツカやノ〜シンケ〜にフカがかかり、デメリットとしかない……そ、そ〜なんだ」


「ケッカてきにはタンメ〜におわるコトがおおい……ちなみにおなじキケ〜しゅでもひとつめのバ〜いつものはわりとながくいきるかぁ〜……」


「そ、そんな……て、てんさん……テンシンハンはジュミョ〜みじかいんだ……」

イブキの脳裏に名場面が思い浮かぶ、


「しんキコ〜ホ〜でキョダイなてきをおさえたり……ハイキュ〜ケンはみんなのココロにのこってるよね」


「そっちは黒歴史扱いになるんじゃない?」

こっちも排球拳を思い出しながら、言う月夜だった。

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