しんぱいごト。

いつものバス停にて――


「トロロをかけたたこ焼きか〜……」

月夜がたこ焼きチェ〜ンの新メニュ〜を見ながら、


「なかなか良さそうよね〜。これから暑くなってくるとたこ焼きみたいな物はノドを通りにくくなるもの――トロロとネギで食べやすく栄養価も高く夏バテにもいいかも」

トロロとネギがのったたこ焼きの画像を見ながら、


「まあ、牛丼食べてれば夏バテとかにはなんないケド……」

そんな風に牛丼愛を炸裂させる月夜の隣では、


「おぉ! これはイイかもっ‼︎」

イブキが何かを見ながらそんな声を上げた。


「イブキさんまいとしウミでシンパイしてるコトあるんだよねぇ〜……」


「毎年がんばってビキニ着るケド、全く似合わない事?」


「にあってるモンっ! はまべのシセンをひとりじめしてるモンっ!」


「背伸びしちゃって可愛い的な視線は独り占めしてるわね〜」


「ウミでサメさんにおそわれたらど〜しよってマイトシおもってたんだけど……ほら、イブキさんっておいしそ〜でしょ?」


「そんな心配してたのっ⁉︎」


「したから『ガバっ!』ってきたら、かわしてハナサキにキックかな〜って」


「そんな無駄なシミレ〜ションしてたの」


「やっぱしイチドはサメさんたいじしたいからね〜」

少林拳の二起脚のような構えをしながら、


「そんな事おもってんのアンタだけよ」


「え〜! ウミにくるヒトの90パ〜セントがおもってるよっ!」

サメ退治を夢みるイブキだった。

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