たんさン。
いつものバス停にて――
「牛丼を食べたロシア人の感想「コメは野菜だから牛丼はとてもヘルシ~」……」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「そっか! お米って野菜なんだっ!? 肉と野菜がドッサリコラボしてるから完全栄養食だったのねっ!!」
月夜が牛丼愛のあまりそんなワケのわからない事をいう。
「さすがロシアね。アメリカもピザはトマトはいってるからヘルシ~って言ってたしやっぱし大国は言う事が違うわね」
月夜がそんな風に感心している隣では、
「コ~ラをどんだけふってもあふれないホ~ホ~があるっ!?」
イブキがなぜかテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「そ、そんなホ~ホ~あったらノ~ベルしょ~モノだよっ!」
設立者が聞いたら火のついたダイナマイトを投げつけられそうな事を言う。
「どれどれ……」
記事の中に埋め込まれた動画を再生する。
動画は外人のおっさんがコ~ラの缶をこれでもかってゆ~ぐらい振りまくった後、何事もなかったかのように開けドヤ顔で飲むシ~ンが映っていた。
「すっごい! なんでなんだろ~? ジマクとかついてないからわかんないや」
そんな事を言いながら動画のしたにある補足記事を読む。
「ド~ガのヒトはISSなんかにもいたとゆ~ジョ~ホ~があって、ウチュ~ヒコ~シかもしれない。ISSでコ~ラのカンがあるのはおかしいからウチュ~ではないとおもわれる……ふ~みゅ……なるほどなるほど、カンゼンにリカイできたよ」
「イジョ~のコトからウチュ~ヒコ~シがクンレンのためにいく、スイシン19メ~トルのアクエリアスステションではないかとヨソ~かぁ~……いいなぁ~。イブキさんもコ~ラおもいっきりふってからドヤかおでのみほしたいっ!!」
どこにそんな惹かれる要素があるのか謎だが瞳をキラッキラに輝かせる。
「よし! イブキさんもウチュ~ヒコ~シになるぞっ!!」
「志望動機おかしくない?」
呆れ顔の月夜がそう言ってくるのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます