ぎじゅツ。
いつものバス停にて――
「階段を登って配達する犬型ロボットがラスベガスで実働試験!」
月夜がテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「トラックから自立歩行して搭載された各種センサ〜を駆使して段差や障害物をさける! マイクやレ〜ザ〜センサ〜も搭載されているので真っ暗闇でも問題なく稼働できる。犬型ロボットか〜……」
実用品に愛玩的な要素を求める月夜。
「いままでドロ〜ンついらくのゲ〜インとなっていたジュ〜シンせ〜ぎょぎじゅつ――それをオ〜ハバにカイゼンされたドロ〜ンがユソ〜のミライをになうかぁ〜」
こちらもテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「ロボットで宅配とかいつになったら実用化されんのかしら?」
「ドロ〜ンのク〜ユもね〜」
「こ〜いった記事は結構でてるのに街中で見かけないし……」
「デンセンはったり、ハシげたのロ〜キュ〜かしたブブンのチョ〜サなんかにはつかってるみたいだよ」
「も〜ちょっと一般に普及しないかしらね? こ〜ゆ〜海外の記事を読んでると、日本がドンドン遅れているような気がするわ」
「いや〜ニホンもスゴいよ〜」
「そなの?」
「バ〜チャルユ〜チュ〜バ〜とかアット〜てきにおおいし650にん(?)イジョ〜もいるだよっ!」
「そ〜ゆ〜技術はど〜でもいいかな〜」
「そ〜だね。もっと、こ〜――」
「そうそう」
「「ガン牛ダ製造機」」
二人の求める先はまったく違うようだった。
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