たいきゅ〜セ〜。

いつものバス停にて――


「実はよくわかっていない食品の謎?」

月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事をよんでいた。


「河豚の卵巣粕漬け。特殊な加工法で塩漬けにした物だが、除毒の仕組みはわかっていない……つまり「なんでわからんけど死なないからいいや」で食べてんだっ⁉︎ 凄いわね日本人」

月夜がそんな風に日本の食文化に感心している隣では、


「100ねんきられるサイキョ〜パ〜カ〜?」

イブキがテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「タイキュ〜セ〜もバッチリでボ〜ダンベストやウチュ〜フクのソザイでおなじみにのケプラ〜せ〜」


「2000かいのセンタクに100カイのジコにもたえられるっ⁉︎ これきてたらラク〜ンシティでもいきのこれそ〜!」

黒いパ〜カ〜に身を包んでゾンビの群れを蹴散らす自身の姿をイメ〜ジする。


「マイナス200どからプラス300までのオンドにたえ――」

記事に埋め込まれた動画には船やジ〜プに引きづられるパ〜カ〜姿を映っていた。


「いいね、いいね!」


「普段から家によとじこもってるアンタがこの耐久性はいらないんじゃない?」


「え〜……もしなんかあったらタイヘンだモン」


「ゾンビ?」


「……じしんとかでも……キョクゲンじょ〜たいでフクなくなったらさ〜……ボロボロのふくだったらポロリしちゃうじゃん?」


「ポロルものがないからへ〜きじゃない?」

イブキの胸を指しながら、そういう月夜だった。

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