しょゆ~ぶツ。

 いつものバス停にて――


「へぇ~……フリマアプリで出品した物を提携の郵便局にもっていくと、あっちで梱包してくれるサ~ビスね~」

 月夜が自分もよく利用するフリマアプリの新しいサ~ビス解説を見ていた。


「そのまま持って行って、あっちで適切な梱包をしてくれるのは助かるわよね~……」

 月夜は以前、自分で梱包をしたダンボ~ルをガムテ~プで繋ぎ合わせて強引に詰め込んで発送したのを思い出す。


「メンドイのよね~……」


「でも、そのまんまもってってダイジョブなの?」


「ん? ど~ゆ~意味よ」


「月夜がシュッピンにだすモノって……うすいホンじゃないの?」


「違うわよ! カワイイとおもって買った小物とか服とか――実際に自分で着てみると『なんか違うわね~……』みたいな物よ」


「へェ~……そ~ゆ~のうってんだぁ~」


「何を売ってると思ったのよ?」


「う~みゅ……」

 しばらく考えた後、


「おいしそ~でたべてみたけど、あんまりクチにあわなかったたべかけのモノとか?」


「そんなの売れるワケないじゃない……」

 イブキの言葉に呆れ顔になる月夜。


「じゃ――ギュ~ドンにしよ~とひろってきたウシさんとか?」


「その辺に牛落ちてないし……」


「じゃ、じゃ――こいつ」

 イブキはバス停を指しながら、


「それウチのじゃないし」


「そなのっ!?」

 まるで自分の身体の一部のようにバス停を自在に振り回す月夜の姿を思い出しながら、驚くイブキだった。

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