にくしょくじュ~。

 いつものバス停にて――


「あの牛丼チェ~ン店がステ~キハウスを新たにオ~プンっ!?」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「松ステ~キ二〇〇グラムで一〇〇〇円……価格はかなりいい感じね」

 カットステ~キの画像が写ったスマホ画面を見ながら、


「でも、ワイルドステ~キなら四五〇グラムで一九八〇円だし価格的にはそっちのが良さそうね。あとは味よね~……こればっかりは実際に食べてみないとね~……」

 そんな事を言っている月夜の隣では、


「シベリアのコ~リのなかからはっけんされ3たマンモスのミイラっぽいカセキからマンモスをふっかつさせるプロジェクトでカクサイボ~がマウスのランシないでサイボ~ブンレツちょくぜんまでいったコトをかくにん……う~みゅ……これはド~ブツえんでマンモスがみえるよ~になるのもちかいかな~?」

 イブキが化石というよりは形が整いすぎているマンモスの画像を見ながら、


「ヒフやタイモ~なんかもかんぜんなカタチであるし……これはキタイできるね! キョ~リュ~はムリかな~? できればキョ~リュ~ふっかつさせてほし~んだけどなぁ~。ジュラッシックパ~クできないかな~? ティラノと月夜のケット~とかおかねおれるぐらいもりあがるとおもう~のに」


「なんでウチなのよっ!」


「むかしのニクショクジュ~VSげんだいのニクショクジュ~セ~キのたいけつっ!」


「肉食獣って……あっ! でもマンモス復活しったら食べられんのかな? マンモス丼とかさっ!!」

 瞳を輝かせてそんな事をいう月夜に、


「やっぱニクショクジュ~じゃん」

 そういうイブキだった。

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