なベ。
いつものバス停にて――
「四人が集まって闇鍋――悲しい結果に?」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「闇鍋ね~……」
月夜は『どろ~ん』という効果音とダ~クな空気が漂う妖しい鍋をイメ~ジする。
「食べられるならなんでも入れていいんだっけ?」
そんな事を言いながら、続きを読み進める月夜。
「四人全員が豚バラと牛バラを持ち寄り鍋一杯にお肉鍋になったっ!? な、なにこれっ! 最高の鍋じゃないっ!!」
まるで牛丼屋の厨房にあるような肉がギッシリと詰まった鍋の画像を見ながら、瞳を『♡』にする月夜。
「これは大成功の闇鍋ねっ!!」
月夜がウットリしながら、そんな事を言っている隣では、
「ファミコンのしんさく『ぱるんちゃんんおおにぎりだいすき』が2ガツ9ニチにでる?」
イブキがゲ~ム系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「ガメンのうえからふってくる『おにぎり』をキャッチするアクションゲ~ム……」
イブキはやたら気合のはいったフルCGの『おにぎり』と最近やっているサヴァイバルホラ~のような実写と見間違えるような精巧なキャラをイメ~ジする。
「さすがにコレはないよね~……でも、なんで『おにぎり』なんだろ?」
「そ~よね! ここは牛丼にしとくトコだねっ!!」
「ちょっと月夜はダマっててよ!」
肉鍋でテンションが上がりまくった月夜が割り込んでくるのにそう返すイブキだった。
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