ひじョ~。
いつものバス停にて――
「今年はハンバ~ガ~が割と話題よね~チ~チ~ダブチもう次郎系ラ~メンみたいな呪文よね~」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、チ~ズとパティが大量に挟まれたハンバ~ガ~の画像を見ながら、
「変わった物では鹿肉を使ったジビエバ~ガ~とかもあるし……とりあえず全部一回は食べみようかしら?」
鹿肉バ~ガ~と聞いて角の生えた坊主のゆるキャラを想像しながら、
「牛丼も新しバリエ~ションでないかしら?」
月夜がそんな事を言っている隣では、
「27マン3000mAhのヒジョ~ヨ~でんげんっ!?」
イブキがテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「さいきんサイガイお~いモンね! もしこのあたりがテ~デンしてゲ~ムが2,3ニチできなくなったらイブキさんしんじゃうよ。そんなときにコレがあったらゲ~ムやりほ~だい! ゲ~ムよ~デンゲンはライフラインだもんね」
生命活動に支障のないライフラインを言う。
「なにいってんのよっ! 貴重な電気をゲ~ムなんかに使うワケないじゃない」
「え~!」
「ゲ~ムよりも牛丼よっ! 真空パックの牛丼をレンチンしたりするのに使うのよ!」
「ミズとかじゃないの?」
「水なんて甘えよ! 肉汁さえあれば人間は生きていけるんだから!」
極限状態でも欲望に忠実な二人だった。
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