ずレ。
いつものバス停にて――
「カレ~の福袋ね~」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、有名カレ~チェ~ン店のお得な情報を見ながら、
「銀だこも商品券が値段以上はいった福袋やるのよね~……あ~あ……どっかで牛一頭まるまる福袋とかやんないかしらね~」
月夜が服のように赤い紙の袋を胴体に巻かれた牛が「も~も~」鳴いてる姿をイメ~ジしながら、
「来年はイノシシだし、イノシシでもいいわね~」
同じように胴体に赤い福袋の紙を巻かれたイノシシをイメ~ジしている月夜の隣では、
「ゲンダイのコドモはシリョクがさがってるっ!?」
イブキがテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「ふ~みゅ……スマホやゲ~ムにシュ~チュ~したり、ブル~ライトのエイキョ~……まいかいこ~ゆ~のでヤリダマにあがんのゲ~ムとスマホだよね~。ブル~ライトなんてアメリカのケンキュ~でジンタイにムガイってでたのにまだいってんのか~。スマホやゲ~ムよりもベンキョ~のせ~でさがってるとはぜったいいわないモンね!」
「でも、スマホやゲ~ムのない時代よりも下がってるのなら、少なからず影響あるんじゃないの?」
「イブキさんスマホもゲ~ムもやりまくりだけどリョ~メとも2.0だよ!」
どうだと言わんばかりに胸の張るイブキ。
「えっ! 2.0ってなに? いま学校でやってる視力検査ってABC判定だよね? 2.0って何点満点中2.0なの?」
「これがジェネレ~ションギャップっ!?」
「なんで同世代から受けてんのよっ!」
「またタイムパラドックスか~」
「アンタが適当に生きてるだけでしょ!!」
ゲ~ムをやってない時は限りなく省エネで生きてるイブキだった。
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